本日の一品

3Pプラグがコンパクトにまとまる電源タップ

コンセントの差込口が等間隔ではなく、不規則に配置されているのがポイント

 海外仕様の家電製品につきものなのが、アースがついた3P仕様の電源ケーブルだ。そのままでは2Pのコンセントに差し込めないため、3P→2Pに変換するアダプタを使って差し込むことになるが、3P仕様の電源ケーブルはもともと径が太く反発力もあるため、少し引っ掛けただけで脱落しやすいのが困りものだ。

 もっともスマートな解決法は3Pの差込口がついた電源タップを用意することだが、2P専用のタップに比べるとどうしても大柄であるため、省スペースが求められる日本の住宅事情には必ずしも適していない。自作パソコンやディスプレイなど、3Pプラグを備えた製品が周りに多数ある人は、これらの取り回しに苦労した経験があるのではないだろうか。

中央の溝はホコリがたまるのを防止するほか、3Pプラグもそのまま差し込める利点がある

 こうした場合にぴったりなのが、今回紹介するヤザワの電源タップ「Y02P302WH」だ。これはトラッキング火災を予防するために本体中央に溝を設け、ホコリがたまらないように設計されたタップなのだが、この溝があるおかげで、3Pプラグもそのまま差し込める構造になっている。

 なかでもポイントといえるのが、アースを差し込む部分が穴ではなく溝になっているため、隣のプラグと干渉するようであれば反対向きに差し込めることだ。コンセントの3つの差込口は等間隔ではなく敢えて不揃いに配置されており、それゆえ差込口が等間隔に並んだタップよりも、設置スペースが少なくて済むというメリットがある。

3Pプラグ。変換アダプタを介せずそのまま差し込める
写真はコード長が2mのモデル。5mのモデルもラインナップされている

 3Pプラグを備えた家電製品はそのほとんどが海外製品ということもあり、本体サイズも大柄で、設置後はなかなか動かさないことが多い。それゆえ、電源周りにホコリがたまってトラッキング火災を引き起こす危険も高いのだが、それらを効果的に防止できる本製品は、実用性はもちろん安全性の向上にも役立つ製品として、広くおすすめできる一品だ。

差込口の間隔が均等でないのを活かし、このように背中合わせで差し込める
底面から見たところ。貫通しているのでホコリが溜まることによるトラッキング火災も防げる
製品名販売元購入価格
トラッキング火災予防タップ 3個口2mホワイト(Y02P302WH)ヤザワコーポレーション1050円