本日の一品

ゆーっくり回るゼンマイ式雲台で、タイムラプスを素敵な感じに
2016年12月14日 06:00
パノラマ写真やスクロールしていくタイムラプス動画を撮影する時に便利な、水平方向に自動で回転する電動式雲台は、安価なものでも1万円ほどしてしまう。ポンと気軽に買えないシロモノだが、自動で動かしながらの撮影はやはり魅力的。そんな人向けに、約2100円とお求めやすい雲台セットがある。
この製品は、ゼンマイ仕掛けの回転雲台。スマートフォンホルダーと自由雲台もセットになっている。回転雲台はゼンマイで動く上部と、土台の役割を果たす下部からなる構成で、上部を時計回りに巻くと、巻いた分だけ反時計回りにゆっくり動く。ゼンマイ式なので電源は不要で、回転中はカチコチと音が鳴り、回転し終わる間際に大きめの音でベルが鳴って教えてくれる。使い勝手は良いが、人の目が気になる静かな場所などでは使いにくいかもしれない。
回転雲台の天面には4分の1インチのネジがあり、底面にはネジ穴を備える。ここに付属のスマートフォンホルダーや自由雲台を装着したり、別途用意した三脚を取り付けたりできる。ホルダーは、幅55~85mmのスマートフォンに対応する。試しに幅約77mmのZenFone 2を挟んでみたところ、ホールド力高く固定できたが、ホルダー自体の強度は少し頼りないかもしれない。
さっそく三脚とHUAWEI P9、本製品の組み合わせでタイムラプス動画を10分ほど撮影してみた。動作音と、持ち運ぶ際に振動で内蔵ベルが接触して甲高い音が鳴るのは気になったものの、撮影自体は無事完了。仕上がった動画の水平方向の動きは滑らかで、手動撮影では到底不可能な演出を簡単に実現することができた。
サンプルの動画は、カメラを水平方向に動かす必要があまりないシーンでの撮影となってしまったが、広大な景色の様子を360度余すことなく収めたい時に本領を発揮することは理解いただけただろう。製品サイズはコンパクトで重くもないので、持ち運ぶのも楽。振動の際に発生する音を消したいなら、厚めの布を巻けばある程度は解消される。写真・動画の撮影表現の幅を手軽に広げるアイテムとしておすすめだ。
製品名 | 販売元 | 購入先 |
---|---|---|
Dhana Style 回転雲台 | Amazon.co.jp | 2100円(税込) |