てっぱんアプリ!

今月はギガを使いすぎちゃった! アプリの通信量がわかる「GlassWire」で対策を

 スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!

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アプリ名: GlassWire
開発者: Domotz Inc
価格: 無料
対応OS: Android 6.0 以降
カテゴリ: ツール

 連休中のお出かけのせいで、今月のデータ通信量がヤバい! という人もいるはず。そんなときは「GlassWire」がおすすめ。どのアプリがどれだけ通信しているのか丸わかりになるだけでなく、翌月以降の対策も考えられる。もしかしたら意外なアプリが余計に通信していたりするかも。

アプリごとの通信量がわかる「GlassWire」

アプリ1つ1つの通信量がグラフで見える

 「GlassWire」は、スマホのデータ通信をグラフィカルに把握できるようにするツール。1カ月間、1週間、1日など一定期間ごとのWi-Fi通信とモバイル通信それぞれの総データ量を知ることができるほか、通信量の推移をグラフで表示することもできる。

 アプリ1つ1つのデータ通信量も把握できるようになっていて、どのアプリがどの期間に、どれくらい通信しているかも一目瞭然。動画アプリやメッセージアプリなどを使いすぎているかどうかが視覚的に理解でき、翌月以降は何に気を付ければ通信量を抑えられるかがわかりやすい。

 また、頻繁に使っていないはずのアプリが大容量の通信をしていた、なんてことに気付ける場合もある。そういうときは、そのアプリの設定を見直すか、今後あまり使わないのであればアンインストールしておくといいだろう。

 さらに過去の通信履歴だけでなく、まさに今通信しているアプリとその通信量をリアルタイムでチェックする機能もあるので、たびたび余計な通信をしているようなアプリがないか監視するのにも役に立つはずだ。

月間の合計通信量の推移とアプリごとの通信量
週間の通信量を表示
モバイル通信の通信量だけを表示した状態
リアルタイムの通信状況を監視することも可能

強制的に通信させないようにする機能も

 不意に通信はしてほしくないけれど、たまに使うことがあるので残しておきたいようなアプリについては、本アプリの「Firewall」機能を利用する方法もある。以前は有料ユーザー向けの機能だったが、誰でも無料で使えるようになった。

 Firewallを有効にすると、選択したアプリだけ通信を遮断するため、バックグラウンドで知らないうちに通信してしまう状況を防げる。Firewallのオンオフはすぐに切り替えられるので、一時的にアプリを使いたいときでも手間は少なく済む。

 他には、モバイル通信量の上限を設定して、そのうちどれくらいまで到達しているか日々確認しやすくする「Data Plan」機能もある。この機能では通信量のカウントを除外するアプリを選択するのもOKだ。

 たとえば特定の動画アプリやメッセージアプリが使い放題(カウントフリー)のSIMプランを契約しているなら、そのアプリを除外しておくと、残りデータ容量を常に正確に把握しておける。いつもギリギリか、月の途中で通信量上限をオーバーしてしまう人なら、ぜひともインストールしてスマホの使い方を見直すきっかけにしてほしい。

ファイアウォールの設定。あまり使わないアプリは通信しないようにしておける
データ通信量の上限に近づいたときに通知する設定。1日あたりの通信量が多いときに通知することもできる
高速データ通信できる上限を設定しておける「Data Plan」機能
カウントフリーのアプリを計算から除外可能