てっぱんアプリ!

AndroidとiPhone、パソコンとも簡単にファイル共有できる「Microsoft Edge」の「Drop」機能の使い方

 スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!

◇   ◇   ◇
アプリ名: Microsoft Edge
開発者: Microsoft Corporation
価格: 無料
対応OS: iOS 14.0 以降、Android 7.0 以降
カテゴリ: ツール

 クラウドストレージを使うほどではない、ちょっとしたテキストや画像を異なる端末間でサクッとやりとりしたい。でも、そんな用途にちょうどいい手頃なツールや方法は意外とないもの。そこに、新たに登場したのが「Microsoft Edge」の「Drop」機能だ。これならAndroid、iPhone、パソコンといった複数の端末で簡単にデータ共有できること間違いなし!

「Drop」機能が追加されたWebブラウザー「Microsoft Edge」

Android、iOS、パソコンの異なる端末間でファイル共有

 「Drop」は、Webブラウザーの「Microsoft Edge」に搭載された新機能。複数の端末間でテキストや画像、ドキュメントファイルなどをチャット風のインターフェースでやりとりできるデータ共有機能だ。Android/iOS用のEdgeアプリはもちろん、パソコン用のEdgeでも利用できる。

 スマートフォンではEdgeを起動後、画面下部中央の「…」ボタンを押し、メニュー画面を左へスワイプすることで「Drop」アイコンが現れる。このアイコンをタップすると「Drop」機能の画面に切り替わり、Microsoftアカウントでログインすることで機能が有効になる。パソコンではサイドバーにある紙飛行機のようなアイコンからアクセス可能だ。

画面下部の「…」をタップし、メニューを左方向にスワイプ
「Drop」機能のアイコンが現れる
Microsoftアカウントでログイン
同期をオンにする必要もある
Windowsではサイドバーの紙飛行機アイコンからアクセス

テキストメモや画像、文書ファイルを手早くやりとり

 チャット風の画面でテキスト入力したり、端末内の画像や文書ファイルを選択したり、あるいはその場で写真や動画を撮影して「送信」することで、同じMicrosoftアカウントでログインしている他の端末の「Drop」画面にそれらのデータが共有される。メモを他の端末でも参照できるようにしたいとき、URLを他の端末で開きたいとき、もしくはスマートフォンで撮影した写真を手早くパソコンに取り込みたいときなどに役立つだろう。

 すべての端末で同じアカウントでログインしておく必要があることから、他の人とのデータ共有には向かないけれど、複数台のスマートフォンやパソコンを所有している人にとっては使いどころの多い機能ではないだろうか。なお、送信したファイルはOneDriveに保管されるため、OneDriveのデータ保管容量に十分な空きがあるかどうかには注意しておきたい。

テキスト、画像、文書ファイルなどを送信できる
送信した内容はチャット風に表示される
共有したデータは2台の端末で同じように表示される
画像などのファイルは端末にダウンロードできる
パソコンでも同時にデータ共有
共有したファイルはOneDrive上の専用フォルダで管理される。十分な空き容量があることを確認しよう