てっぱんアプリ!

新しい買い物の形? 「メタパ」ならバーチャル空間で商品を“試せる”

 スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!

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アプリ名: メタパ
開発者: TOPPAN INC.
価格: 無料
対応OS: iOS 11.0 以降、Android 8.0 以上
カテゴリ: ライフ

 最新アイテムの“体験”に重きを置いたユニークなコンセプトのリアル店舗「b8ta」。2022年1月時点では東京都内に3店舗があるのみで、住んでいる場所によっては体験しにくい状況だったが、凸版印刷のアプリ「メタパ」で、「b8ta」をバーチャル空間で再現したものが登場し、誰でも気軽に入店できるようになった。果たしてどんな体験ができるのか、チェックしてみよう。

仮想空間内で最新アイテムを体験できる「メタパ」

階層構造のバーチャル店舗を自由に歩いてショッピング

 「メタパ」は、凸版印刷が提供するバーチャルショッピングアプリ。その中に、体験型ショップ「b8ta」のバーチャル版が登場した。昨今話題に上ることの多い「メタバース」的な要素を取り入れた形で、3D CGの仮想空間に階層構造のバーチャル店舗を再現し、その中をユーザーが自由に歩き回って、展示しているアイテムを見ていくことができる。

 本稿執筆時点で、アプリ内でオープンしているバーチャル店舗は「Virtual b8ta」1つ。最初に自分の代わりとなるアバターを選んで入店し、画面上のパッドを上下左右に動かすことで、アバターを操作して店内を歩き回れる。パッド以外の部分をドラッグしたり、ピンチイン・アウトしたりすると、視点変更やズームイン・アウトが可能だ。

自分の代わりになるアバターを設定
2022年1月現在、オープンしているバーチャル店舗は1つ。将来的には複数の店舗を利用できそう
入店すると3D CGの仮想空間が
地下もある階層構造の店内。パッド操作で歩き回れる

製品のアニメーションやAR表示、その場で質問も可

 店内にはスタートアップなどから生まれた個性的な製品の数々が並んでおり、近づいてタップすると、その製品を拡大表示。製品の詳細な説明を確認できるとともに、精細な3D CGで再現された製品を回転・拡大して、あらゆる角度から眺められる。

 さらに、製品によっては3D CGアニメーションで実際の動きを見たり、AR表示できたりするものもある。ARでは、端末のカメラ映像を通して製品を観察でき、自分の部屋にその製品を置いてみたときのシミュレーションをするのにも使える。

 欲しいものが見つかったら、製品を取り扱っているECサイトにジャンプして購入できるようにもなっているが、もっと詳しく知りたいなら、店内に常駐しているスタッフに聞いてみるのもおすすめ。その場でテキストチャットや音声でやりとりして、納得してから購入するのもいいだろう。

近づいて製品をタップすると拡大表示し、詳細説明が見られる
「バーチャル体験」ボタンでアニメーション表示することも。この自転車では折りたたみの様子を確認できる
一般のお店ではなかなかお目にかかれないさまざまな製品が
自分の部屋に仮に置いてみて、大きさや見栄えを実感できるAR表示
気になることがあるならテキストチャットや音声で質問してみよう