てっぱんアプリ!

梅雨とゲリラ豪雨の本格到来を前に、70円の「アイカサ」を借りてみた

 スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!

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アプリ名: アイカサ
開発者: i-kasa
価格: 無料
対応OS: iOS 11.0 以降、Android 5.0 以上
カテゴリ: ライフ

 うっとうしい梅雨時はいつも傘を持って歩かなければならないし、梅雨が明けても傘を持っていないときに限って突然のゲリラ豪雨に出遭ったりするもの。でも、いつでも傘を借りられる「アイカサ」を使えば、そんなストレスからおさらばできてしまうかも!?

70円で傘を借りられる「アイカサ」

安価で気軽に借りられるレンタル傘サービス

 「アイカサ」は、街中で傘をレンタルできるシェアリングサービス。アプリから手続きすることで、アイカサのスポットにある傘を気軽に借りて利用できるというものだ。一般ユーザー向けには1回あたり24時間ごとに70円、または借り放題で月額280円という2種類の料金プランが用意されている。現在は主に日本全国の都市圏を中心にスポットが設置。借りた場所と返却する場所は異なっていてもOKだ。

 たとえば会社から帰宅するときは近くのスポットでアイカサを借りて、雨が上がった翌日、自宅最寄り駅のスポットや借りたのと同じスポットで返却する、といった使い方ができる。傘を忘れてしまっても、予期しない急な雨に降られてしまっても、アイカサのスポットがどこにあるのか把握していれば“ダメージ”は最小限に抑えられるだろう。

料金プランは1回利用70円と、月額使い放題の280円の2種類
支払いはクレジットカードに加えてキャリア決済などにも対応
現在のところは都市圏を中心に展開している
天気予報の機能もあり、雨が降りそうなタイミングを見計らってアイカサを借りられる

数秒で手続き完了。大きめの頑丈そうな傘がすぐ使えて、返せる

 まだ梅雨には入っていなかったが、試しに借りてみた。決済手段はクレジットカードのほか、d払いをはじめとするキャリア決済やLINE Payにも対応する。アプリ内の地図でアイカサのスポットがある場所を確認すると、都内では山手線や私鉄の駅を中心に設置されていることがわかる。

 スポットのアイコンをタップすると、そのスポットで利用できる傘の本数、もしくは返却できる本数がわかるので、借りたいときはあらかじめ利用したいスポットに傘があるかどうか確認した方がいいだろう。アプリ上で「借りる」ボタンをタップし、スタンドに掲示されているQRコードをアプリを通じて読み込めば、数秒で手続きが完了、傘を取り出して利用開始となる。

近くのスポットを探す
最大30本扱えるうちの20本が利用可能となっている
スタンドを見つけた
「借りる」をタップすると利用地域を選択する画面に
QRコードを読み込む
手続き処理が開始。数秒待つ
スタンドから傘を取り出す
取り出すとアプリ画面はレンタル開始の表示に

 レンタル中は傘を借りている状態であることが画面に表示される。傘は紺色をベースに、「iKASA」の文字やパンダ、日本各地の観光スポットなどのイラストがあしらわれたかわいらしいデザイン。サイズは比較的大きめで、多少の風では折れそうにない頑丈なつくりに見える。

 返却は、同じくアプリから「返す」ボタンを押し、返却したいスポットにあるQRコードを読み込んでスタンドに戻すだけ。場所によってはジップロックなどとコラボした傘が設置されていることもあるそうなので、見た目の楽しさを目的に利用してみるのもアリだろう。憂鬱な梅雨でも少しは気が晴れるかもしれない。

傘を借りている状態。最大同時に2本まで借りられるようだ
借りたアイカサ
開くとこんな感じ
骨は丈夫そうだ
観光名所をモチーフにしたイラストがあしらわれている
返却も同様にQRコードを読み込む
音が鳴ったら元に戻す
返却完了
明細に利用履歴が残る