てっぱんアプリ!

テレワークに「LINE」活用。PC画面を共有する「画面シェア」の意外な使い方とは?

 スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!

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アプリ名: LINE
開発者: LINE Corporation
価格: 無料
対応OS: iOS 11.0 以降、Android OS
カテゴリ: ソーシャル
ダウンロード:  iOS Android

 テレワークに移行する企業が増えたことで、動画チャットによるオンライン会議が盛んになってきた。日本では最もメジャーなメッセンジャー「LINE」でもオンライン会議を支援するべく、3月半ばにPC画面を共有する機能「画面シェア」が追加された。この画面シェアがどんな風に使えるのか、紹介しよう。

PC版の「LINE」で使えるようになった「画面シェア」

グループでビデオチャットする際、画面共有が可能に

 「LINE」は、ご存じの通り複数人が同時にテキストや動画、音声でやりとりできるグループチャット機能を備えている。3月に追加された「画面シェア」も、このグループチャットで、動画でやりとりするときに使える機能の1つ。3月時点ではWindows 10のLINEアプリ上で利用できるようになっている。

 画面シェアで可能になるのは、PCでグループチャットに参加しているメンバーが、自分のデスクトップをビデオチャットのなかで共有すること。グループチャットを作ってビデオチャットを開始した後、「画面をシェア」ボタンをクリックすると、今操作しているデスクトップを他のメンバーが動画の状態で見られるようになる。もちろんスマートフォンで参加しているメンバーもPC画面を見ることが可能だ。

グループでのビデオチャットを開始後、左下にある「画面をシェア」ボタンを押すと画面の共有が開始する
ウィンドウ内には現在共有している自分のPC画面と、他の参加メンバーの映像が並ぶ

全員で画面共有可。Webカメラの一時オフ代わりにも

 PCの画面を動画で見せられることのメリットは、静止画像やテキスト、言葉では伝えにくい資料の中身などを簡単に把握してもらえることだろう。提案資料のようなスライドを説明しながら見せていくこともできるし、会議中に話題に上ったWebサイトや動画などを参考までにその場で表示して情報共有する、といった使い方も考えられる。画質は若干劣化するものの、PCやスマートフォン上で全画面表示すればある程度小さな文字まで読み取れるだろう。

 画面シェアの機能はチャットにPCで参加しているメンバーであれば誰でも利用でき、互いに画面を見せ合える。あるいはWebカメラで自分の姿を映していて、一時的に離席したくなったとき、家族が映像に入り込んでしまったときなどに、あえて画面シェアを使ってカメラ映像を隠すといった応用もアリ。ただし、デスクトップをそのまま見せてしまうことになるため、仕事とは無関係なものをうっかり見せてしまわないように注意しよう。

デスクトップをサブ画面として表示する、ピクチャー・イン・ピクチャーのようなレイアウトが可能
PC画面やメンバーの映像を同じサイズで並べる分割表示にも切り替えられる
提案資料をメンバーに見せる企画会議のような場面でも役立つはずだ