てっぱんアプリ!

コピーからの早ワザで省力化。メールや予定作成の手間が減らせる「Easy Copy」

 スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!

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アプリ名: Easy Copy
開発者: Camel Corporation
価格: 無料
対応OS: Android 4.1 以上
カテゴリ: ツール
ダウンロード:  Android

 仕事用スマートフォンでは、クリップボードを経由した操作が必要になる場面が少なくない。しかし、テキストをコピー&ペーストする際には、アプリを切り替え、貼り付け場所を選んで長押しして……と意外に手順が多いもの。「Easy Copy」を使って、この手順を大幅に短縮してみよう!

コピーからの共有を楽ちんにする「Easy Copy」

よく共有するアプリのみ表示し、手間を削減

 「Easy Copy」は、クリップボードにコピーしたテキストを他のアプリにスムーズに共有できるようにするツール。Android標準のテキストのコピー操作をした瞬間にウィンドウがポップアップし、あらかじめ選んでおいたアプリのアイコンを並べて表示。そのアイコンをタップするだけですぐに共有できる。

 一般的な「共有」操作と結果的には同じになるが、通常はインストール済みの共有可能な全アプリが表示されるのに対し、本アプリでは選択したアプリしか表示されないため、手早く選べるのがメリット。また、特定のアプリについては、テキストの貼り付け先となる入力欄まで選択しておけるため、さらなる省力化が図れる。

設定画面では、「Activation Easy Copy」と「Copy Popup」をオンにしておく
ポップアップ時に表示するアプリを選択
他のアプリ上でテキストを選択し、「コピー」を選ぶ
画面下部にアプリアイコンが並ぶウィンドウがポップアップ

貼り付け先入力欄まで指定して、共有操作をもっと効率的に

 貼り付け先入力欄まで選択できるアプリは、SMSアプリ、メールアプリ、Google 翻訳、カレンダーアプリの4種類。たとえばメールアプリの場合、宛先か本文のいずれかを選んでおくことができ、テキストをコピーしてメールアプリに共有すると、即座に宛先または本文のどちらかにテキスト入力された状態でメール作成画面が立ち上がる。

 また、カレンダーだと、予定の件名、補足情報、場所の3つの項目から選択可能で、テキストをコピーしてカレンダーアプリに共有すると、それら3項目のいずれかにテキスト入力された状態で予定登録画面に遷移する。住所をコピーしてカレンダーアプリを起動して、予定作成画面を開いて、住所テキストを貼り付けて……といった操作が大幅に短縮されるわけだ。

 一度クリップボードにコピーしたテキストは、本アプリ内に履歴として残っていく。その履歴から同じように他のアプリに共有することもできるので、連絡先やよく使うフレーズを履歴に残しておき、いつでも素早く他のアプリに共有できるように備えておくと良さそうだ。

貼り付け先入力欄を指定できるのは4種類のアプリ
カレンダーアプリでは貼り付け先として予定の件名、補足情報、場所の3項目から選べる
住所をコピー
ポップアップしたらカレンダーを選択
カレンダーアプリの予定登録画面が立ち上がる。住所が最初から入力されている状態に
クリップボードの使用履歴を表示することもできる