てっぱんアプリ!

日本語、外国語会話の文字起こしを高精度に行う「UDトーク」

 スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!

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アプリ名: UDトーク
開発者: Shamrock Records, Inc.
価格: 無料
対応OS: iOS 8.0 以降、Android 4.0.3 以上
カテゴリ: ライフ
ダウンロード:  iOS Android

 人工知能によって音声認識ツールの精度はますます高まっている。これを仕事に応用し、議事録や音声メモを自動でテキスト化できれば、生産性が大幅に高まりそうだ。そんなときにぜひ試してみたいアプリが「UDトーク」。日本語の長い会話もしっかり認識してくれる。

音声を認識してリアルタイムで文字起こししてくれる「UDトーク」

会話内容を認識してテキストファイルで保存

 「UDトーク」は、スマートフォンのマイクに向かって話している内容をリアルタイムで文字起こししてくれる音声認識ツール。日本語、英語をはじめ多言語に対応している。日本語についてはAmiVoiceと呼ばれる音声認識エンジンで、英語などはGoogleの音声認識エンジンで、それぞれクラウドを通じて解析し、画面にテキスト表示する仕組みだ。

日本語、英語のほか、さまざまな言語の音声を認識。読み上げにも対応する
高速かつ高精度に文字起こししてくれる

 話者とスマートフォンのマイクとの間で適切な距離をとって音声入力できれば、日本語の会話であっても高速かつ高精度に文字起こしされる。文字起こし後のテキストデータはメールアプリなどと連携して送信・ファイル保存可能。ビジネス用途では、会議の発言をリアルタイムで文字起こしして、ファイル化されたテキストをもとに議事録作成する、というような役立て方が考えられる。個人的なメモを取るときに音声入力してテキスト化する、といった使い方も便利だ。

文字起こし後のデータはメールアプリなどと連携して出力
メールにテキストファイルを添付して送信できる

外国人との会話は相互に翻訳しながらコミュニケーション

 外国語を話す相手と交互にしゃべって会話内容をテキスト化するモードも用意されている。テキスト化すると同時に相互に翻訳した結果も表示するため、外国語での会話が苦手な人でもスムーズにコミュニケーションできそうだ。耳の不自由な人と音声認識の結果を見ながら対話する、というような利用方法にも重宝するだろう。

しゃべった内容を即座に外国語に翻訳する機能もある
もちろん外国語でしゃべった内容を日本語に翻訳することも可能

 Googleの音声認識エンジンを採用した他のサービスでは、わずかに声が小さくなっただけで認識が中断されることも少なくないが、本アプリのAmiVoiceによる音声認識は長時間の文字起こしも安定して行なえるのがポイント。無料版では30分程度ごとにアラートが表示されるので、本格的に活用する場合はアプリ内課金で制限を解除しよう。秘匿性の高い業務向けには、音声がサーバーに送信されない法人契約のプランも用意されているので要チェックだ。

小学・中学生レベルの漢字に変換する、もしくは変換しない形での文字起こしにも対応。大阪弁風にも変換できる