てっぱんアプリ!

入力ミスの修正依頼もOKな名刺管理アプリ「myBridge」

 スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!

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アプリ名: myBridge
開発者: LINE Corporation
価格: 無料
対応OS: iOS 9.0 以降、Android 4.1 以上
カテゴリ: 仕事
ダウンロード: iOS Android

 ビジネスツールとしてすっかり定着した感のある名刺管理アプリ。いくつものサービスが各社から提供されており、どれが一番自分に合っているかを判断するのは難しいところだが、管理の手間をとことん省きたいなら「myBridge」がおすすめだ。

名刺の自動データ化とデータ修正に対応する「myBridge」

利用無料のシンプルな名刺管理アプリ

 「myBridge」は、LINEが提供する名刺管理アプリ。名刺を撮影してアップロードすると、その内容をサービス運営側のスタッフが手動でデータ化してくれる。運営元がLINEではあるものの、利用にLINEアカウントでのログインは必須ではなく、メールアドレスでのユーザー登録もOKとなっているため、ビジネスでの利用にも問題はない。

利用にはLINEアカウントか、メールアドレスによる登録のどちらかが必要
名刺データを登録するには、単純に名刺を撮影するだけ
裏面の撮影もOK
自動で台形補正や明るさ補正などが行われるが、手動で調整することも可能

 運営側が手動でデータ化するサービスでありながら、名刺の登録数などにかかわらず無料で利用できるのがポイントの1つ。機能としては名刺の登録、登録した名刺情報の検索・参照、名刺のグループ分けと、シンプルなつくりだが、名刺をデータ化して整理するツールとしては必要十分。データ化にかかる時間も通常は2時間前後で、利用者がまださほど多くないのか、試してみたところでは1件の名刺アップロードからたった3分でデータ化が完了した。

データをアップロードすると、運営側スタッフによる入力作業が開始。しばらく待つ
通常は2時間程度、この時はわずか3分でデータ化が完了した

電話の着信時に名刺画像を表示

 もう1つのポイントは、名刺の情報をデータ化した結果に誤りがあったとき、修正を改めて依頼できること。他の多くの名刺管理アプリでは、データ化後に誤りが見つかったときは通常ユーザー自身が手動で修正する必要がある。しかし、本アプリでは誤っている箇所を指摘して、サービス運営側に修正してもらうことができる。もちろん、ミスを見つけたユーザーが手で直した方が確実で早いこともあるかもしれないが、修正を依頼することで今後のデータ化精度向上につながる可能性もあるだろう。

もし誤りがあったとき、ユーザー自身の手で修正することもできるが……
誤っている箇所を指摘して修正を依頼することも可能

 また、スマートフォンに電話着信があったとき、相手の電話番号が登録済み名刺データと一致すると、その名刺画像もしくは名刺情報を表示する機能もある。瞬時に誰かを判断でき、スムーズに会話を始められそうだ。CamCard、Eight、Sansan、Wantedly Peopleなど、すでに他の名刺管理アプリ・サービスを利用している人も、本アプリにデータを移行するための手順とツールが用意されているため、乗り換えに大きな手間がかからないのもうれしいところだ。

インストール時や設定画面で「電話着信時に名刺情報を表示」をオンにしておくと……
Androidでは電話の着信時に名刺画像がポップアップする。iOSでは名刺情報が表示