スタパ齋藤の「スタパブログ」
Mac OSのFinderってこんなに便利だったっけ?
(2015/11/20 06:00)
Mac OS X世代のMacについて、MacBookを使ってきたワタクシですが、主には情報のブラウズばかりでした。ので、ファイル操作も大してせず、「仕事のためにMacを使っている」という感覚ではありませんでした。そんな感じでしたので、Finder(ファインダー:Windowsのエクスプローラーにあたる機能)もあまり使っていませんでした。
現在はMacでビシバシ仕事を進め中。Mac OS上で、仕事関連処理に必要な機能を鋭意使っています。そんな中で改めて「やっぱりコレ便利ね~♪」と思えたのが、前述の「Finder」です。
Finderではファイル操作や検索やサムネイル表示など、ファイル関連の処理をイロイロと行えます。たくさんの便利機能を持ちますが、やはりイイのがMac OS Xの代表的便利機能とも言えるQuick Look(クイックルック)。Finderのウィンドウでファイルを選択した状態で[Space]キーを叩くと、一瞬でファイル内容を見ることができるという機能です。アプリケーションを起動することなく、です。
Quick Lookで内容を見ることができるファイルは、テキスト、PDF、静止画、動画、Microsoft Word/Excel/PowerPointドキュメント、iWork各ドキュメントなど多彩です。一般的に使われるファイルはだいたい開けちゃう、という感じ。Mac OS Xユーザーにとってはおなじみの機能ですが、Quick Look未体験の人の前で実演すると誰もがわりと爆発的に驚く機能です。
ワタクシ的に「コレ便利ね~♪」と感じているのは、「Finder項目の名前を変更」という機能。Finderウィンドウ上で、複数ファイルのファイル名を一括して変更できる機能です。
たとえば、複数のファイルに対し[指定したファイル名]+[連番]といったファイル名一括変更ができます。ファイル名の一部を別の文字列に置換することもできます。ファイル名の前や後ろに特定のテキストを追加することもできます。写真のEXIFデータから画像のオリジナル生成日時を抽出してファイル名にするようなコトは無理っぽいですが、けっこーイロイロできます。
ちなみに、Mac OS X標準アプリの「Automator」を使うと同様のことができます。Automatorは「Mac OS Xアプリの機能を組み合わせてよく行うルーチンワークを自動化」できるアプリ。強力かつ便利なアプリですが、その分、少々使い方がムツカシイ……というか「何をどうしたら?」的に迷いがちかもしれません。その点、Finderウィンドウからサクッと使える「Finder項目の名前を変更」機能は単純明快でお手軽です。
もうひとつ、Finderのプレビュー機能。静止画や動画やテキストやPDF等々、いろいろなファイルの中身を即座に表示できる機能です。Finder上でファイルを選ぶだけで、ウィンドウの右側にファイルの中身がパッと表示されるという機能。わりと平凡な機能ではありますが、これがMac OS X Yosemiteから強化され、様々なファイル表示スタイルでプレビュー表示を併用できるようになりました。
たとえばファイルをサムネイル表示にしておき、カーソルキーでそれぞれのファイルを順に選択していきます。すると、プレビュー表示で大きな画像を見られます。画像ブラウザ然とした使い方もできるというわけです。
ちなみに、Finderウィンドウのプレビュー表示で「とりあえず内容を見て」から「もっとジックリ見たい」という場合、ファイルをダブルクリックすると新たなウィンドウが開き、より詳細にファイルの内容を見ることができます。また、ファイルによっては編集することもできます。
最新のMac OS Xだと、専門的な用途以外のファイル操作なら、だいたい全部Finderで容易に済ませられる感じ。こうして改めて書いてみると、正直、MacのFinderっていつからこんなに便利になったの? みたいな気分です。