スタパ齋藤の「スタパブログ」

 一昨日書いたパナソニックのウェアラブルカメラ「A500 (HX-A500)」の件。猫動画撮影にこのカメラを使うという話ですな。頭部と手首に装着して、頭部カメラで猫の全体像を、手首カメラで猫顔アップを撮ろうと試行錯誤中です。

 しかし、どうもイマイチな感じなのが、猫の顔アップ動画。結論から言えば、「A500 (HX-A500)」は近くを撮るのが苦手で、最短撮像距離は約50cm。それ以上離れないと、ピンボケが大きく目立つ動画になっちゃうんですな。手首に付けた「A500 (HX-A500)」は、手のひらのオヤツを食べる猫の顔のアップ映像を撮るためのものですが、距離的に猫顔がピンボケになってしまいがちです。

 この問題がどうにかならないか、イロイロと試した結果、スマートフォン用のワイドコンバージョンレンズがちょっと効果的でした。使ったレンズは、手持ちの「Gizmon M-Power Macro Wide Lens」という製品。カメラ側レンズ部に丸い金属プレートを両面テープで固定し、そこにマグネット付きの上記ワイドコンバージョンレンズを吸着して使うというものです。

 で、「A500 (HX-A500)」のレンズ部にこのワイドコンバージョンレンズを装着したら、レンズ前約16cmくらいにピントが合うようになりました。懸念した「四隅のケラレ」もありません。またこのレンズ、前側のレンズを外すとマクロコンバージョンレンズになります。この場合、「A500 (HX-A500)」のレンズ前約3cm前後にピントが合います。かなりのマクロ撮影もできるようになるわけですな。

 ただし、このレンズ、既にディスコン? 現在は売られていないようです。

 でも、もしかしたら、トダ精光の「MAGICA-WM」が、上記ワイドコンバージョンレンズと同等品かもしれません。形状もスペックもソックリです。

 ちなみに、猫顔アップ撮影は、「A500 (HX-A500)」の設定を「傾き補正」「ぶれ補正ともにオンにしています。この設定だと、画質は1920×1080/30pが上限となり、画角もワイドではなくスタンダート(画角狭め)になってしまいます。

 上記ワイドコンバージョンレンズを使うと、スタンダート画角よりは広角になりつつ、接写にも対応できて、なかなか好都合です。ただし、レンズ前16cm付近のピントがいちばんシャープで、それより遠い場所はボケ気味となります。

本日もまた、どうにかキレイな猫動画を撮影すべく、パナソニックの「A500 (HX-A500)」でアレコレ試行錯誤中。スマホ用ワイコンで接写ができました。
ギズモンの「Gizmon M-Power Macro Wide Lens」。スマートフォン用のワイド(およびマクロ)コンバージョンレンズ。トダ精光の「MAGICA-WM」と同等品!?
装着した状態。レンズ前にシール的なモノを貼っちゃうので、「A500 (HX-A500)」のメーカー保証は受けられなくなります。試すなら自己責任でどうぞ。
「A500 (HX-A500)」のレンズ前約16cmの距離にあるディスプレイを撮りました。近くだと、こんな感じでピントがかな~り甘い画像になっちゃいますな。
こちらはワイドコンバージョンレンズを装着して同じ距離から撮ったもの。ピントがシャープになりました。またよりワイドに撮れるのもイイ感じです。
あの小さいカメラでうかちゃんを撮るつもりね。あの小さいカメラでぼくを撮るつもりなら猫缶とシーバをくニャさい。ニャニャニャ。ニャ。みたいな。

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。