スタパ齋藤の「スタパブログ」
意外に良かったレンズ付きLED-Zライト
(2015/8/3 06:00)
わりといつも探しているのが「ルーペ付きライト」。細かい作業向けの照明器具で、対象物を照らしつつ拡大でき、両手がフリーになるという利便があります。
これまでいくつか買いまして、まあ満足しているものの、部分部分に不満点も。また、最近ではLED照明器具全般の演色性が良好になってきているので、LED式が欲しいなーと思っていました。これまで使っていたのは蛍光管式で、ルーペに顔を近づけるとけっこー暑かったりします。LEDのほうがより涼しく使えるのでは、的な。
なお、アレコレと「ルーペ付きライト」を物色してきて感じる、非常にワタクシ的な印象を大雑把に言えば、「価格が手頃だけどショボい」か「秀逸だけど非常に高価」の両極端という気がしております。ショボいほうは、使えないことはないけど、使いにくかったりガタがすぐ来たり。一方、作りなどが秀逸ですっごく使いやすそうな製品は、業務用だったりして、ええっ10万円近くもする!! みたいな。
さておき、LED式の「ルーペ付きライト」を物色してみたら、ちょっと良さそうなのを発見。山田照明の「Z-37L」。おなじみ「Z-LIGHT (ゼットライト)」シリーズの、LED式ルーペ付きライトですな。メーカー価格は1万8800円(税別)。なんですが、実勢価格は1万1000円前後。
なのでサクッと買ってみました。で、使ってみた結果から言えば、かな~り満足。コストパフォーマンスが高いと感じられます。ワタクシ的にはけっこーオススメ。
ただ、部分部分に難点……というか人によって対処が必要な使用感も。ひとつは、関節部分が若干緩めにセッティングされていたこと。照明部を自由な位置にセットできるZ-LIGHTですが、その緩さのためにセット位置が一発で決まらないことがあります。また、使う角度によっては、レンズの重みで照明部がおじぎしたりも。
ただこれは、関節部ネジを軽く締めれば解消できます。ネジ締めはコインドライバーか硬貨で行えます。また、レンズ部のネジは指で回せます。ともあれ、この緩めの初期設定、きっと「スムーズさを感じさせるための緩さ」なんでしょうな。
クランプとライトの接続部分が微妙にグラつくのも、気になる人は気になるかも。実用上問題ないんですが、「このグラつきがあるため高級感が損なわれている」とか思っちゃう人もあるかも、です。
他はイイ感じ。とても明るいし影ができにくいし調光対応。レンズは読書にハンダ付けに時計いじりや毛鉤作りまでに向きます。かなり実用的だと感じており、仕事机用にもう一台欲しくなっているワタクシです。