MTBにふっといセミスリックタイヤ

2011年4月13日 06:00

 SPECIALIZEDのクロスカントリーMTB、2010 Stumpjumper FSR Comp買ってから、MTBばっかり乗ってる拙者。非常に楽しいが、MTBなのでオフロード用タイヤを装着している。そしてこれが時々不満のモトに。

 オフロード用(ダート走行用)タイヤは、タイヤ表面に多数の突起があるブロックタイヤ。これで舗装路を走るとその転がり抵抗の高さゆえ、スピードが出ない。出したスピードもすぐ落ちる。ロードバイクなんかと比べちゃうと遅いし疲れるMTBだと言えよう。

 そこで、ホイールをロードバイクと同じ700Cにして、タイヤもスリック(32mm幅)にしてみた。ら、当然だが、舗装路をスイスイ走るし、スピードもしっかり出るし、一度出たスピードが落ちにくい。快適!!

 ……しかし、タイヤが細くなったので、思いっ切り段差を踏んで乗り越えるような走りをしにくい。てかトラブルが起きそうで怖い。そう考えると、標準装備のタイヤ──26インチで幅が2.0~2.2インチのブロックタイヤは走破性という面で安心感が高かったんだなぁ、と。

 そこで、26インチのセミスリックタイヤを使ってみることに。ブロックタイヤよりずっと転がり抵抗が低く、26インチゆえ十分太いタイヤを使える=走破性においても安心できるのでは!? 的な。

 モノとしてはMAXXISHOOKWORM(フックワーム)を使ったんだが、非常にイイ感じ。ロードバイクほどではないにしてもスイスイ走るしスピードが出るし、乗ったスピードが落ちにくい。

 しかもこのタイヤったら2.5インチも幅がある(太いッ!!)ので、段差を安心感とともに乗り越えられる。試しにダートを走ったらさすがに滑りやすいが、MTBで舗装路をガシガシ走るには最適な気がした。外見的にも、なんつーかこう、このアホかっつーほど太いタイヤって好きかも。まあこれ以上太いとさすがに重量がナンではあるが。

MAXXISのHOOKWORM。26インチ径/2.5インチ(6.35センチ)幅の太いセミスリックタイヤなのだ。太くて重いが意外なほど軽快な走りHOOKWORMを装着したところ。一見フツーに見えるが、じつはフレームやフォークよりも太い。このアンバランスさもけっこー好きうかちゃんはタイニャを引っ掻きたいニャ。ぼくもです。じゃあ今度こっそり引っ掻きましょう!! そうしよう!! ニャ。ニャ。的な