Darwiniaな12時間

2006年7月12日 09:00

Darwiniaはプログラマが作り出した仮想的な空間が舞台となる。そこにはびこるワームを排除し、元の理路整然とした世界を取り戻そう、みたいなノリ。わりと原始的なポリゴンで表現された世界だが、美しかったり、意外なほど没入できたりする

 京ぽん2ゲットで船田会長と長話していたら、会長が「あのねえ、サイトーさんねえ、はたぶんDarwinia好きだと思うよ」と。「オレなんか2度もクリアしたから」とも。

 Darwiniaは、イギリスのIntroversion Software社がリリースしているPC用ゲームで、ジャンル的にはリアルタイムアクションストラテジーのスタンドアロン・シングルプレイヤーという感じのゲームだそうだが、そういうジャンルを勝手に作って書いていいのか>俺とか思った。

 さておき、船田さんが拙者に薦めるゲームは拙者的ハズレ率が空前の低さを誇っているので、早速プレイしてみることにした。Steamからダウンロード購入でき、お値段19.95ドルであった。

 で、ヤッてみたら、ヤバかった。拙者のゲーム魂に直撃した。オモシロ過ぎであって、結局12時間連続プレイとなった。が、ちょうどその時、梅雨の晴れ間の室内気温32度状態で拙者の水冷PCのCPU温度が50度後半になったので、ホントは24時間プレイし続けたかったが、そこでいったん終了した。

 Darwinia、プレイする人にもよると思うが、拙者はスゲく良いゲームだと思った。インターフェースも表現もゲームシステムおよびバランスも洗練されたものだと思うし、少ない表現や方法でゲーマー側の感情をピンポイントで直撃する。作り手の巧さに憧れたりもして。

 ところでこういうゲーム、PCゲーム界ではけっこーあったりするんでしょうか? あるとしたら、俺とかたぶん今後コンシューマゲーム機とかに対する興味を完全に失うような気がする。とか言ってると「イカレた人」扱いですか俺?

 あと、Introversion Software社の新作だけどまだ出てないDEFCONっちゅーゲームも激やりてぇ!! とか思った。

ピンク色三角が連鎖した光のようなものや赤い物体が敵。これを、プレイヤーが起動させるプログラム(の兵隊等)を使ってやっつけていく。画面下に出ているのはこの仮想世界を開発した人。プレイヤーに対して「プログラム世界のバグやウィルスを取って~」とか言う現実世界側の人だと思われるゲームはいわゆる“面クリア”タイプ。プレイ中はある程度の戦術と、面(ステージ)毎やどの兵器(となるプログラム)の性能を高めるかといった戦略が必要になる。けど、テキトーにプレイしてても楽しめますヨ。ちなみに拙者は1920×1200ドット表示でプレイ中。そーんなには重くないゲームだが、重い処理や3Dゲームを全然意識していないPCだと微妙にキツいかも!?