DVIでUSBマウスでPS/2キーボードなPC切替機
ラトックシステムから多機能マウス対応PC切替器が発表になった。そのニュースを読んだ俺の場合、「あぁ以前だったら予約買いしてたなァ」と思った。
一昔前はデスクトップでノートPCを使っていた拙者。最大の理由は、ディスプレイとPCがデジタル接続だからだ。っていうかノートPCはみんなそうなんですけど、デスクトップPCをディスプレイと繋ぐ場合、PC側もディスプレイ側も、多くはアナログの入出力インターフェイスしかなかったんですな。
インターフェイスがアナログである場合、ビデオカードやケーブルやディスプレイの回路性能により、画質が変わる。滲んだりノイズが入ったりしがち。高品位なビデオカードと高品位なケーブルと高品位な(回路を実装した)ディスプレイを使わないと、きれいな表示を望みにくかった。またこれらのアナログ的相性問題もあったりする。こだわるほどにお金がかかったので、最初からノートPCでいいやと考えていた拙者。
ディスプレイとPCがデジタル接続されれば、ケーブルやビデオカードやディスプレイのハードウェア的品位はあまり重要でなくなる。色がどうのって問題は残るものの、ディスプレイの解像度をしっかり生かせるし、細かな相性問題を気にする必要もなくなる。デジタル信号をアナログ信号に戻して再度デジタル信号に変換して使うアナログ接続と比べたら、デジタル接続はハードウェアが本来持つ表示に関わる性能をより十分に発揮させられるというわけだ。
でもそういう切替機がほとんどなかった。ディスプレイのデジタル接続に対応する切替機がほとんどなかったんですな。その後デジタル接続対応版が出てきたりしたが、しかし、今度はマウスもキーボードもUSBタイプのものしか接続できない製品ばかり。
拙者的には、ディスプレイはデジタル接続で、マウスはUSB接続で、キーボードはPS/2接続であるPC切替機がイイなぁと考えていた。ディスプレイがデジタル接続であって欲しい理由は前述のとおり。マウスはUSBの方が(経験上)トラブルが少ないし、多機能マウスにおいてはUSBの独壇場。キーボードは使ってるのがPS/2接続だからということで。……ちょいと考えてみると、ややマニアな方だと、ディスプレイはDVIでマウスはUSBでキーボードはPS/2、てなパターンが多いような気がする。
でまあ、ソレに真っ向から対応しているのが前述のラトックシステムのREX-220CXDってわけですな。以前なら「わー!!」とか思って予約買いしていたと思うが、現在は複数のデスクトップPCを同時に使うケースが減っているので、そこまで急いで買わないキモチ。複数PCを使う場合、デスクトップPCのサブとしてノートPCを使うケースが増えている俺ってわけでした。