コンセプトモデル欲しぇーッ!!

2006年4月13日 09:00

 2006年02月20日のエントリに書いた“Sony Chronicle 2006”の件。コレが先日届きまして(買いまくり野郎に無料贈呈だったヨ!!)、開いて見たら非常に楽しい一冊であった。が、一部素晴らしく魅力的な往年の装置が省かれていたりして微細にガックシ感あり。でも総じて楽しめた。

 おもしろかったのは、コンセプトモデルの紹介。そのまま出てたら俺が絶対に買ってたサイバーでカッコ良くて触りたくてしょうがねえようなデザインの品々が見られた。んですけど、ソレを買って使って実用的なのかどうか、は、まぁスペックもよくわからないのでどうこう言えないものの、フツー的消費者は手を出さないのかもなぁと思ったりした。

 んですけど、恐らく意匠的優先度の高いコンセプトモデルって、とりあえずそのビジュアル面が魅力的ですよね。モノにもよりますけど。バブルの頃は、超尖ったコンセプトモデルがよく発表されて、またソレが台数限定でかなり高価にて発売されたりし、さらに速攻で売り切れていたりもして、しかも中古販売店でヤケに高値にて並んでいたりもしたが、最近ではそーゆーコトもなくなった。

 最近目に入ったコンセプトモデルとして、例えば富士通のUltra Mobileなんかは思わず買わせろコンチクショーな一品だと感じた。冷静に考えたら使いにくそうですな。目も手も疲れそうですな。華奢っぽいヒンジが多くて壊れやすそうでもありますな。けど、欲しいじゃないですかこんなモン!! 俺が買うから販売すれ!! みたいな。でも、出しても買う人少ないんでしょうねえ。

 あとニコンのデジカメのコンセプトモデルで、1はいかにもコンセプトモデル然としていて、買う人少なさそーな印象だ。2は、ていうかソレって既になかったっけ!? というモデル。なのだが、3は販売すれコラ!! とか思った一品だ。

 ある意味ライカっつーかむしろ現在ではパナソニックな味付けだが、こんなのは恐らく往年的カメラ親父一撃性能が非常に高いと思われるインダストリアルデザインですよ。軍艦部に古いNikonのロゴが刻印されていたりしたら、家庭内に若干の不和をもたらしながらも衝動買いする方が続出するんじゃなかろうか?

 何となくオリンパスのO・productというカメラを思い出したりして。1980年代後半に台数限定発売されたカメラだが、金なくて全然買えなかった一台だが、友達が衝動買いしたのを見せてもらってスーパー羨ましかったが、外観的衝撃が大きかった一台だ。

 質実剛健でコストパフォーマンスが高い、てのはいつの時代でも求められる要素だが、景気が上向きになってるらしいので、そろそろ、良い意味で尖ったり飛び抜けたり突き抜けたりしているプロダクトが、出てきて欲しいモンですな。一度買ったら、いや一度見たらもー何年も忘れられないし何年も魅力的だと感じられるような最強に強まった製品に。