ポケッタブルHDD
けっこー前に買ったんですけど、ポータブルHDD。最初は巨大な音声ファイルを持ち歩くために使っていたんスけど、そのうち汎用的に使うようになり、現在はちょくちょく何かとイロイロ使いまくっている。モノとしてはアイ・オー・データのHDPX-U80(R)。USBバスパワーで動く赤いヤツ。赤いのでシルバーモデルの3倍速……とかいうネタはよしときましょう。
このHDPX-U80を使って以来、USBパスパワーで動く大容量HDDって何かと役立つなぁと感じている拙者である。HDD自体のサイズが小さいしUSBバスパワーってことで、ていうかそもそもUSB 2.0なんで、HDDとして超高速!! とかって感じではない。が、小さいんで引き出しやバッグに入り、USBケーブル一本で使えちゃうので、お手軽。お手軽なのでよく使うように。
そんな拙者が最近ちょっと注目気味なのが、同じくアイ・オー・データのHDMX-SUシリーズ。これもUSBバスパワーで動くポケッタブルHDDなのだが、前述のHDPX-U80よりもずいぶん小型・薄型なのである。HDPX-U80がカセットテープケースサイズ(例が古い!?)とすれば、HDMX-SUシリーズ(の20GBモデル)は名刺ケースサイズって感じ。ん~やっぱ小さいってコトはイイことだよなぁ……。
とか思っていたら実機に触れる機会があった。ので、またもやプチレビュー。
HDMX-SUシリーズの20GBモデルと40GBモデルの両方を使ってみたのだが、いきなり俺的結論から言えば、買うなら絶対20GBモデルだと言えよう。両者は縦横サイズが同じなんスけど、厚みが違った。40GBモデルの厚みが12.8mmで、20GBモデルの厚みが9.8mm。たった3mmの違いだが、実物を前にするとダイエット前とダイエット後の違いみたいな差があって、しかもそのダイエットは2カ月で何と8kg!! みたいな。やっぱ小さいほーがいいなぁ。
だがしかし、もうひとつの俺的結論から言えば、その最薄の20GBモデルも買うに至らないであろーということ。だって同社のポータブル(っていうかポケッタブル)HDDのページを見ると、やっぱりですねえ、容量的にですねえ、60GBとか80GBとか100GBのが欲しいキモチになってくるわけですよ。どーせ買うなら……って感覚で。あ、俺的な大盛り指向感覚なんですけどね。
でもこのHDMX-SUシリーズ、購入者の気持ちになって考えてみれば、けっこー嬉しい製品かもしんない。ま、フツーにUSBパスパワーのポケッタブルHDDとして手軽ってことは置いといて、さらにセキュリティ系ソフトウェア付属ってのも今時フツーってコトで置いといて、まずボディがちょっとキレイ。iPod風……ってわけでもないが、虚飾ナシでシンプルでスマートな印象だ。
それとHDDアクセスランプ(けっこー明るめに光るヨ!! 緑とオレンジ)がストラップホールとなっていて、ここに何かヒモとか通して付属のキャリングポーチ(フルパッケージモデルのみ/100円ショップ風合い若干アリ)とつないだりしておくと、落下防止等々何かと便利かも。あ、USBケーブルも付属しているが、50cmのケーブルとは別に10cmのケーブル(フルパッケージモデルのみ/とりあえず短くてカワイイ)が便利。ノートPCの横に置いて使う時等にシンプルでスッキリしてよろしい。
あとファンクションボタンで特定のアプリを起動したり「ハードウェアの安全な取り外し」を実行させたりできる(Windowsのみ)のもナイス。また、ドライブ接続時等に音を出すこともできたりする。ただ、これらの機能は付属ユーティリティ「ポチっとな」をインストールしないとダメなので、フツーはユーザーのメインマシンやサブノートにつないだ場合だけファンクションボタンやサウンドが利用できると考えたほーがいいですな。HDD自体はドライバ不要で動作するんで、USBポートさえあればどのマシンでも使えるが、ファンクションボタン等を使うには上記のユーティリティ「ポチっとな」がインストールされた(Windows)マシンじゃなきゃイケナイ、と。
てなわけで、20GBモデルの9.8mmとかの厚みを保ったまま、容量が60GBとか100GBとかになったら買いたいよーな気がした。こういうお手軽・超小型・USBバスパワー駆動HDDって、持ってるとよく使うんスよ。一度に40GBや60GBみたいな使い方はしないが、「とりあえずコレに入れときゃいいか」的に常用するんで、やっぱ結局、容量的にも余裕が欲しくなるよなぁと考える大盛り指向な俺であった。