スタパ齋藤のApple野郎

iPhoneはスタイラスペンで使ってスッキリしよう!

iPhoneをスタイラスペンで使う俺

 最近の俺の場合、iPhoneをスタイラスペン(タッチペン)で使っているのであった。いろいろとスッキリ感があるから。スタイラスペンは一般のスマートフォンやタブレットをタッチ操作できるペン状の入力デバイスですな。

 スタイラスペン各種とiPhone 11 Pro Max、iPhone 11 Pro Maxに手描きしてみた。こういった汎用のスタイラスペンを使うと、スマホ画面に絵を描いたりできるほか、ソフトウェアキーボードをタップするなど「いつもは指先でしている操作」も行える。

 現在流通している主なスタイラスペンは“静電容量式タッチパネル対応品”で、普通一般のスマホを操作できるものだ。しかし、そうでないスタイラスペンも稀にあるので、購入時はちょっとだけご注意を。

 まあ言わずと知れたアイテムなんですけど、現在はスタイラスペンが成熟の域に達している感じ。記憶では、2014年頃(iPhone 6 Plusが発売された頃)に、汎用スタイラスペンの“使い物になる度”が一気に上った。上の写真のスタイラスペンはその頃に買った物だが、現在でもバッチリ実用的に使えている。

 ちなみに、現在同じようなスタイラスペンを買おうとすると、まあブランド品はそこそこ値段がするものの、類似品は価格破壊済みという状況。一昔前は1本3000円とかしたカテゴリーのスタイラスペンが、今だと6本セットで1000円とかで買える。中国発送で送料込みでも1本100円とか。てゅーか100円ショップでも売られてますな。

 さておき、そんなスタイラスペンを最近になってまた多用するようになり、便利さと快適さを改めて痛感している俺。というわけで今回は、スタイラスペンの利便や種類についてご紹介してみたい。

便利&好都合な汎用スタイラスペン

 スタイラスペンは、スマートフォンやタブレットの画面を、指の代わりにペン先で操作できるというアイテム。これを使うと何がイイのか、以下にザザザッと羅列してみたい。

画面が汚れない!

 当然だが、指でスマートフォンを操作していると画面は指紋だらけになる。しかしスタイラスペンだと画面はほとんど汚れない。画面表面がいつもキレイでスッキリ!!

QWERTYキーボードをサクサク打てる

 QWERTY配列のソフトウェアキーボードでも小気味よく打てる。指先でタイプしているとタイプミスがありつつ画面が指紋で汚れるが、そーゆーことも激減!!

mazecを超快適に使える

 手書き文字認識入力に好都合。例えば文字認識精度が高いことでよく知られている日本語入力システム「mazec」を凄〜くスムースに使える!!

 iPhone 11 Pro Maxで日本語入力システム「mazec」を使ってみた。指先でも十分実用的な手書き文字入力アプリだが、スタイラスペンで使うとより高速&高効率での手書き文字入力が可能になる。スゲぇ良さっスよmazec♪

手袋をしていても使える

 今回扱っているスタイラスペンは静電容量式タッチパネル対応品だが、そういったスタイラスペンのほとんどは手袋をしていても使える。軍手とか革手袋とかでもOK。

 じゃあ軍手のまま画面タッチ操作できんじゃね? と思って試すとデキナイのがとても不思議だがともあれ、真冬屋外でも快適にスマホを使えるし、スマホ対応手袋とか不要だしで、何かと便利である。

もしかしてApple Pencilより便利?

Apple PencilでiPad ProやiPad miniを操作していると、画面端からのスワイプ操作(スリープから復帰/ホーム画面表示/コントロールセンター表示/Dock表示等)ができないが、スタイラスペンなら問題なく行える。

 Apple PencilではできないSplit View画面比率変更も可能。筆圧にこだわらなければ、端末問わず使えるし制限もないしで、もしかして汎用スタイラスペンってApple Pencilより実用的!?

幅広く使えるスタイラスペンは2種類

 スタイラスペンは多種多様なものが存在するが、現在一般的なスマートフォンやタブレットで幅広く使える汎用スタイラスペンは大分して2種類だけ。電池不要のものか電池式のものか、である。

 電池不要のものは人体の静電気を使ってスマホなどの画面を操作するので、場合によっては画面操作時の感度が悪かったり、反応しなかったりすることも。また、保護フィルムなどの状態によっても同様。一方、電池式のものは電池で安定した静電気を発生させるので、電池不要のものよりも比較的に安定して操作できることが多い。

 でもまあ、数多あるスタイラスペン。お使いの端末と相性が悪いということも、スタイラスペン成熟時代の現在でも起こりうると思う(一昔前は起こりまくりであった)。なので、購入時はできるだけスタイラスペンを試用してからがいい。あるいは、一応「購入後に動作不良で即返品」ということを考慮し、パッケージを破損せず丁寧に開梱し、パッケージの説明などと食い違う性能だったらスグに返品&返金を申し出るのがいいと思う。

 さておき、電池不要のものか電池式のもの、2種類のスタイラスペンの主だった使用感を少々。

 まず電池不要のスタイラスペンだが、安価で種類が豊富なのが魅力ですな。電池切れで使えない〜ってこともないし、電池スペースなしなので細身だったり軽量だったりするし、好みのデザインのものを選べるし、わりと安価なので紛失してもそーんなに悔しくない。ただし、ペン先が大きくなっているものが多く、画面がやや隠れがち。とは言っても指よりずっと画面を隠さないサイズではある。また、ペン先がディスク式のものだと、どこをポイントするかをより精密にコントロールできる。

 電池不要スタイラスペンは、安価さ、バリエーションの豊富さ、細さ軽さがメリットだ。ペン先も、スポンジのような樹脂タイプ、弾力のある樹脂繊維や金属繊維タイプ、ポイント点を見やすいディスクタイプと各種あるので、使い心地の面でも選択肢が広い。価格レンジは広いが、ノーブランド品だとけっこう作りが良い品でも2本1000円程度。1本100〜200円という品も少なくない。

 やや余談だが、電池不要のスタイラスペンについて、俺的には「ハズレが多い」という印象もある。比較的に安価ということもあり、これまで何本も買ったが、「全然ダメで使い物にならない!」的に捨てたものも多数。でも最近買った電池不要スタイラスペン数本には、そういう品はなかった。

 一方、電池式スタイラスペンは、やや高価ではあるものの、電池不要のスタイラスペンよりも安定してタッチ操作が行えるものが多く、操作時の安定性が魅力だ。ただし重め太めの製品が多く、価格もそこそこ高価で、充電や電池の入れ替えが必要で、使用時に電源をオンにする操作が必要。でも最近では細身のものも増えてはいる。価格レンジは2000〜3000円くらい。

 電池不要式スタイラスペンの場合は「やや強く画面に押し当てないと操作できない」といったことが起きたりするが、電池式だとそういうことが非常に少ない。ので、場合によっては電池式スタイラスペンの方が軽いタッチで画面操作できる。

 また、ペン先が十分細いのもこのタイプの特徴。デメリットとしては価格がある程度高価であることと、乾電池や二次電池を入れるスペースがある分太め重めであること。また電池切れを気にする必要があることですな。ペン先が硬質なものが多いので、タップ操作時にコツコツと音がしがちなのもデメリットのひとつになるかもしれない。

 俺の場合、電池不要のものと電池式のもの、2本くらいは携帯しております。電池不要スタイラスは電池式スタイラスの予備という側面もあるが、電池式スタイラスのように「使用前に電源をオンにする」という一手間がないので、「今すぐちょっとスタイラス使いたい」って時に便利。電池式スタイラスは前述のように安定的な操作が行えるので、腰を据えてじっくりスマートフォンを使う時に多用している感じっス。

 ともあれ、使い始めるとアレコレ便利で好都合な汎用のスタイラスペン。値段もかなり安くなり、性能的にも成熟した製品が多いので、ゼヒ♪

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スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。