スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」

あったまイイ~! PHONE LOOPSのリボン状ストラップ

あったまイイ~! PHONE LOOPSのリボン状ストラップ

 スマートフォンにおけるストラップ問題について、いつも微妙に困っている筆者です。国内メーカーのスマートフォンだとストラップホールがあったりしますが、海外メーカー製端末にはストラップホールを見かけません。国内メーカーの端末でも海外展開していたりする製品はストラップホールがなかったり!? ともあれ、ストラップを装着したいがために、ストラップホール付きの保護ジャケット(←これもそう多くない)を探したりしています。

 そんななか、興味深いモノを発見。PHONE LOOPS(公式ページ)の「PETITE LOOP」や「NINJA LOOP」です。リボン状のストラップで、端末や保護ジャケットに貼って使用。基本的にどんな端末でも(保護ジャケットさえ使えば)ストラップを追加できます。

PHONE LOOPSの「PETITE LOOP」。リボンのような薄い化繊テープに両面テープが付いていて、これを端末に貼り付け、さらに市販保護ジャケットをかぶせて使うストラップです。直販価格は$4.99 USD​。
PHONE LOOPSの「NINJA LOOP」。これもリボンのような薄い化繊テープに両面テープが付いているもの。保護ジャケット側に貼り付け、指や手を通せるベルト状にして使うストラップです。直販価格は$4.99 USD​。

 去年見つけて購入。それから使っていますが、かなり便利♪ なるほど~、このテがあったのか、頭イイな~! と感心しつつ使っています。ともあれ以降、どんなふうに使えて、使用感はどうなのかを、「PETITE LOOP」と「NINJA LOOP」それぞれについて見ていきましょう。

リボン状ストラップ「PETITE LOOP」

 まずは「PETITE LOOP」(公式ページ)から。少し厚手のリボンが両面テープによりループ状に仕立てられていて、これをスマートフォンの背面に両面テープで貼って使います。使うには、スマートフォン背面が両面テープを貼れる材質であることと、スマートフォン背面に密着する保護カバーが必要です。ともあれ、シンプルな製品ですので、使い方を写真で見ていきましょう。

「PETITE LOOP」はループ状になっているリボンです。リボン端の両面テープを使い、端末背面に貼ります。
使いやすい位置を見つけ、そこにペタリと貼ります。さらに保護カバーを装着。リボン接着部が端末背面と保護カバーで圧着されつつ挟まれる感じですね。両面テープには十分な粘着力がありますが、わりと剥がしやすいという感じ。貼ったり剥がしたりを何度か繰り返せます。
完成状態。テープ状ですが、違和感なくスマートフォンストラップとして使えます。
引っ張ってみたり吊してみたり。全然外れる感じがしません。さらに、製品情報ページにあった動画のマネをして、ブンブン振り回してみましたが……大丈夫でした♪ 端末を机上に置いた状態でも、ループ部分が取っ掛かりになって端末を手に取りやすくてナイスです。

 使い心地ですが、なかなかイイ感じです。嵩張る感じもなく、ループに余裕があるので手袋をしていても使えます。ちなみに、「PETITE LOOP」は二つ折り状態の全長は約24cmで、そのうちループ部分は約18cm。両面テープ以外の部分を保護ケースの外に出して、ループは18cm×2で36cmになる計算です。

 前述のように、端末背面に両面テープを貼り付けられて、さらに背面に密着しつつ覆う保護ケース類を使っていれば、「PETITE LOOP」を使えます。ただし、保護ケースに「PETITE LOOPを引き出せる隙間」がないと、使えないか、ちょっと使いにくいと思います。「PETITE LOOP」の幅は約1.2cmありますので、たとえば端末下部にそれ以上の幅がある隙間を持つ保護ケースとともに使うのがいいと思います。

手のひらで使うストラップ「NINJA LOOP」

 続いて「NINJA LOOP」(公式ページ)。前出の「PETITE LOOP」よりさらに厚手のリボンで、スマートフォン保護カバーの類に貼って使います。こちらも、写真で使い方などを見ていきましょう。

「NINJA LOOP」は1本のテープで、両端に両面テープが付いています。スマートフォン保護カバーの類の背面内側に貼ります。
保護カバー背面の内面に貼り付けますが、できあがりのループに手のひらを通して使いますので、手のひらを置いて貼っていくといいでしょう。
貼り終えた状態。こんなふうに手のひらを通して使うループ状のベルトです。
好みで指を数本通すなどしてもいいですね。使い方次第ですが、一般的なストラップよりも「落としにくさ」「ホールドしやすさ」がある感じ。
リング状の端末保持グッズと似た使用感ですが、「NINJA LOOP」はリボン状なので厚さからくる違和感や不都合がほとんどないのが快適です。持つ位置をわりと自由に変えられるのも実用的。

 こちらも、普通に使っていたら「まず外れない」と感じられるくらい、安定的に貼り付いています。「PETITE LOOP」と同様、端末背面と保護カバー内面で圧着し続ける感じなので、見た目よりずっと頑丈さが感じられます。

 それからこの「NINJA LOOP」、持ち方を様々に変えられて、さらに指の動かし方などで端末のホールド位置もかなり自在になります。結果、片手でのスマートフォン操作が格段に良好になります。筆者的には「これだったら大きめスマホっていうかファブレットの片手操作も現実的♪」と感じて喜んだりしております。

 あと、「PETITE LOOP」と比べると、「NINJA LOOP」のほうが「テープ素材としてより厚手で頑丈」でありかつ「滑らかで触り心地が良い」と感じられます。倍ぐらいの厚みがある感じ。テープとしての質感も好印象です。

 ちなみに、「NINJA LOOP」の長さは約30cm。両端に約5cmずつの両面テープ部分があります。ので、最長約20cmの部分をベルト/ループとして使えます。また、「NINJA LOOP」の幅も約1.2cm。背面保護カバーなどの上部と下部に、この1.2cm幅のテープを通せる隙間が必要です。

 あと、一瞬「NINJA LOOPを保護ケース側に貼るタイプのストラップにできないかな」と思ったりします。2箇所の両面テープを保護カバー下部に貼り、端末下側にループをつくるという使い方です。試してみたところ、使えなくもないですが、ループになる部分が最長で20cm。手首に通すストラップとして使うには短く、かなり手が小さくないと手首を通せないでしょう。

自作できる?

 さて、「PETITE LOOP」も「NINJA LOOP」も、シンプルなわりにはかなり実用的&汎用的なストラップです。しくみとしても単純明快。端末や保護カバーに化繊のテープを両面テープで貼っているだけです。

 ……となると、たとえば市販のリボンと両面テープで、自作できちゃうのでは? いや、明らかにできそう! というわけで、さっそくトライしてみました。

用意したのは包装用のリボンと手芸用の両面テープ(布などを貼るのに適する)です。「PETITE LOOP」の構造をマネしたら、アッサリと自作成功。「NINJA LOOP」も自作できるでしょう。

 という感じで、簡単に自作できてしまいました。リボンや両面テープの種類が適切なら、十分な実用強度が出ますが、ただしソコは「自作物」。端末落下などのリスクは自己責任で。

 また、製品として売られている「PETITE LOOP」や「NINJA LOOP」は、さすがに商用のプロダクトで、長さはもちろん強度や材質もよく考えられています。さらにテープの柄や色のバリエーションも豊富。ですので、一度「PETITE LOOP」や「NINJA LOOP」を買って質感等々を確かめつつ使ってみるといいのでは、と思います。

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。