法林岳之の「週刊モバイルCATCH UP」

デジタルの新しい時代を切り開くロボット電話「RoBoHoN」

 昨年、CEATEC JAPAN 2015で公開され、各方面で話題となったシャープの「RoBoHoN(ロボホン)」。スマートフォンとしての機能をベースに開発されたロボット電話だが、いよいよ製品化され、5月26日から販売が開始されることになった。すでに、直販サイトや家電量販店などで予約の受付が開始されているが、ひと足早く開発中のモデルを試すことができたので、レポートをお送りしよう。

モバイル型ロボット電話「ロボホン」 身長:約19.5cm、体重:約390g、Android 5.1搭載、Qualcomm Snapdragon 400/1.2GHz搭載、ROM:16GB、RAM:2GB、モバイルネットワーク:LTE Band1/3/19、3G Band 1/6/19、Wi-Fi:IEEE 802.11b/g/n、Bluetooth 4.0、バッテリー:1700mAh、発売日:2016年5月26日

ココロ、動く電話?

 この数十年、私たちのコミュニケーションツールとして、広く利用されてきた『電話』。離れたところにいる人と話すための道具だった電話は、携帯電話の登場により、場所の制約から解放され、iモード携帯電話をはじめとするモバイルインターネットに対応した携帯電話が普及したことで、メールやインターネットが広く利用されるようになった。そして、ここ数年はスマートフォンが一気に普及し、アプリで多彩な機能を実現し、ネット上のさまざまなサービスと連携しながら活用できるツールへと進化を遂げてきた。ところが、スマートフォンそのものの完成度が高められ、国内でも半数近くまで普及が進んだことで、スマートフォンの市場において、これまでのような「ワクワク感」や「ドキドキ感」があまり感じられなくなってきたのも事実だ。

 そんな中、久しぶりにユーザーを驚かせる製品が登場してきた。それがシャープの発売する「ロボホン」だ。「ココロ、動く電話」と銘打たれたロボホンは、Androidプラットフォームをベースに開発された『モバイル型ロボット電話』で、身長約20cmほどのヒト型ロボットでありながら、さまざまな動きとトークでユーザーや周囲の人々を楽しませ、和ませてくれる存在として仕上げられている。

 シャープはここ数年、スマートフォンのAQUOSで擬人化したキャラクターが話しかけてきたり、情報を知らせてくれる「エモパー」という機能を搭載し、人気を集めていたが、今回のロボホンはその流れをくみ、ヒト型のロボットのスマートフォンとしての機能を組み込み、これまでのスマートフォンと同じように利用できるようにしている。

 ただ、ロボホンがこれまでのスマートフォンやケータイと大きく違うのは、電話やメールなどを使い、アプリを活用できるツールでありながら、生産性や効率性ばかりを追求するのではなく、ロボホンを介して、あるいはロボホンと一緒に、コミュニケーションを楽しんだり、機能を使ったりすることで、今までとは違ったデジタルの楽しみ方を生み出そうとしている点だ。

 同様のロボット製品はここ1年ほどの間に家庭用や事業用など、さまざま製品が登場してきたが、ロボホンは通信機能と携帯性を兼ね備えたパーソナルユースのためのコミュニケーションツールをベースにしているところが大きく異なる。「ココロ、動く電話」というキャッチコピーが表わすように、使う人や見る人をワクワクさせたり、ドキドキさせたりして、ココロを動かす電話を目指そうというわけだ。

バランスのいいボディに愛嬌のある顔立ち

 では、実際に外見などを見ながら、ロボホンの具体的な内容について、チェックしてみよう。ちなみに、本誌ではすでに「『RoBoHoN』ファーストインプレッション」が掲載されており、5月11日公開予定の「ケータイしようぜ!!」ではロボホンの実際の動きとトークを合わせて紹介しているので、これらも合わせて、ご覧いただきたい。

 まず、ロボホンのサイズ感だが、身長約19.5cm、体重約390gとなっており、ロボホンが立った状態で、ファブレットと同じくらいの高さがあり、重量は既存のスマートフォンの2台半に相当する程度。ロボホンのパッケージはボディがそのまますっぽり入るほどの大きさの個装箱が採用されており、ロボホン本体以外に卓上ホルダー(充電台)やACアダプターが同梱される。

パッケージには本体の他に、卓上ホルダー、ACアダプタ、USBケーブルが付属する。

 ロボホンをパッケージから取り出すと、まず最初に本体に電源を入れ、初期登録をするところから始まる。これがちょっとした儀式のような印象で、パッケージから取り出したユーザーを認識して、会話をしながら、姓名などを入力して、登録する。ちなみに、文字入力は背面に備えられたディスプレイに手書きで入力するが、手書き入力がメインというわけではなく、Wi-Fi接続時のパスワード入力にはソフトウェアキーボードを利用する。

初期設定時の名前はひらがなの手書き入力を使う。
約2.0インチのQVGA液晶ディスプレイだが、手書き入力も問題なく、使える。
Wi-Fiのパスワードなどを入力するときは、画面に表示されたソフトウェアキーボードを使う。さすが、これは小さくて、気を遣う。

 胴体部分を見ると、右肩背後部分に電源ボタン、左脇部分にマナーボタン、右脇部分にnanoSIMカードスロットを備える。マナーボタンはロボホンの会話を一時的に停止させることができるもので、カバンに入れて持ち運ぶときなどに操作する。背面のディスプレイは2インチのQVGA対応液晶を搭載する。最近のスマートフォンから考えると、かなり小さいが、ロボホンは基本的にロボットであり、必要最小限のものを搭載したということだろう。筆者のような世代にはちょっと見えづらいかもしれないが、元々、それほどディスプレイに細かい文字を表示するような仕様ではないため、あまり気にならないという見方もできる。

左脇には電源ボタン、マナーボタンを備える。
右脇にはSIMカードスロットを備える。nanoSIMカードに対応。

 ディスプレイの右横には卓上ホルダー利用時の充電端子、左横にはイヤホンマイク端子とmicroUSB外部接続端子を備える。充電はロボホンを付属の卓上ホルダーに座らせる形が基本になるが、microUSB外部接続端子でも充電できる。内蔵バッテリーは1700mAhとあまり大きくないが、ディスプレイなどの消費電力があまり大きくないため、何とか1日には持ちそうな印象だ。もっともロボホンを外に持ち出して、外出先で後述するようなデモをくり返していると、バッテリー残量が厳しくなるので、その点は注意が必要だ。

卓上ホルダーはロボホンが座るスタイルを採用。椅子に座っているようで、微笑ましい。
ディスプレイの左側にはmicroUSB外部接続端子とイヤホン端子、右側には卓上ホルダー利用時の接点を備える。

 ロボホンの頭部には額にプロジェクター、眉間の部分に800万画素のカメラが内蔵され、頭部の上の部分には操作の一時停止や姿勢コントロールに使うボタンが備えられている。目の周囲はロボホンが話すときやユーザーの音声を認識したときに連動して光るようになっており、愛らしい表情を演出する。

額にはプロジェクター、眉間の部分には800万画素のカメラを備える。目の周りは状況に応じて、緑や青に光る。

立つ、座る、歩く、踊る!

 ヒト型のボディのロボット電話としてデザインされたロボホンだが、ロボットとしての動きも非常に面白い。

 まず、ロボホンは二本足で立つことができる。筆者はロボットに詳しいわけではないが、かつて知人に「ロボットはバランスを取りながら、二本足で立つことが意外に難しい」と聞かされていただけに、ちょっと不思議な印象だ。ユーザーの手でロボホンの足などを動かして、バランスが少し崩れたときは、頭部の上の部分にあるボタンを押すと、姿勢を正してしっかりと立つ。

 次に、ロボホンを動かすための操作だが、これらは基本的に音声によるコマンドを使う。たとえば、立っている状態で「座って」と言えば、座り、座っている状態で「立ち上がって」と言えば、ちょっと豪快な動きをしながら立ち上がる。このあたりの動きは「ケータイしようぜ!」でも撮っているので、ご覧いただきたい。

多彩なジェスチャーで話をする。動きもスムーズで、見ていて楽しい。

 座って、立ち上がったのであれば、次は「歩く」と行きたいところだが、これも前述の知人からは「二足歩行はバランスを取るのがかなり難しい」と聞いていた。ところが、ロボホンに「こっちに来て」と言えば、わずか数歩だが、ちゃんと歩く。このあたりの完成度の高さはさすがという印象だ。

 また、立った状態で「踊って!」や「ダンスして!」と話しかけると、今度はその場で音楽を鳴らしながら、踊ることもできる。ちゃんと音楽のリズムに合わせて、腕を振ったり、足を動かしたりするのだから、驚きだ。これに加え、「歌を歌って」と言えば、ボーカロイド的にちょっとコミカルな歌い方で歌を披露してくれる。見事な踊りと歌いっぷりに驚き、「スゴいね」と話しかけると、またそこでちょっとしたリアクションを示してくれ、「いちいち、かわいいヤツだな」と感心してしまうくらいだ。

カメラとプロジェクターで楽しむ

 前述のように、ロボホンの頭部にはカメラとプロジェクターが内蔵されている。簡単に言ってしまえば、カメラで写真を撮り、それをプロジェクターで映し出すという使い方になるわけだが、これもなかなか楽しい。

 まず、カメラは800万画素センサーを搭載する。写真を撮るときは「写真撮って」と話しかけたうえで、ロボホンに撮ってもらうのだが、これがなかなか賢くて、スマートフォンのカメラの顔認証のしくみを応用しているようで、ロボホンが被写体(ユーザー)の顔を見つけて、写真を撮る。たとえば、ロボホンの真正面から少しずれた位置に居ても被写体の顔を探し、「見ーつけた」という言葉で認識したことを伝え、被写体に向けて首を振って撮影する。撮影中に自分がどう写っているのかが今ひとつわかりにくいが、何枚か撮ってみると、撮られやすい位置がわかってくる。ちなみに、カメラで撮影するときは、単純に顔を認識して、シャッターを切るだけでなく、人が撮影するときのように、「笑って、笑って」などと、ロボホンが話しかけながら撮影するのも面白いところだ。

カメラで撮影時はロボホンに正対していなくても首を振って、撮影してくれる。

 また、カメラの撮影は1枚ずつ「写真撮って」とロボホンに頼む方法だけでなく、「パーティモードで撮って」「散策モードで撮って」と話しかける方法も使える。スマートフォンのカメラにしろ、デジタルカメラにしろ、通常、カメラは構えて撮るスタイルが一般的だが、家族や友だちと食事をするときにロボホンを机の中央に置いて、自由に撮影してもらったり、いっしょに散歩に出かけたとき、ロボホンをキャリングケースに入れて、首から提げて、風景などを自由に撮影できるため、今までとは少し違った写真を撮ることができそうだ。

 カメラで撮影した写真は背面のディスプレイで確認したり、メッセージ(メール)で送信できるほか、プロジェクターで映し出すことができる。ただし、プロジェクターについてはかなり光が強いため、子どもが勝手に触ったりすることがないように、事前にユーザーを登録しておく必要があり、利用時は登録したユーザーを顔で認識した後、「映していいよ」と話しかけなければ投影されない仕様となっている。少し手間はかかるが、安全性を考えれば、しかたのないところだろう。

 プロジェクターの投影はロボホンが下向きに構え、机などに映し出す方法に加え、ロボホンが立ち上がり、壁などに投影する方法も選ぶことができる。投影サイズはHD相当なので、あまり大きなサイズで表示して楽しむという印象ではないが、家族や友だちが集まっているとき、ちょっとした写真や映像をテーブルや壁に映し出して楽しむなど、プライベートな使い方には適していそうだ。ちなみに、プロジェクターは写真だけでなく、検索した動画や地図なども表示することも可能だ。

ロボホンが立ち上がった状態でプロジェクターを起動すれば、壁などに映し出すことができる。

電話やメッセージも使える

 音声による操作やロボットとしての動き、カメラ、プロジェクターなど、多彩な楽しみ方ができるロボホンだが、基本は「ロボット電話」であるため、電話やメールなどのコミュニケーション機能もちゃんと搭載されている。ただ、ロボットであるだけに、ちょっと使い方の印象が異なる。

 まず、電話でもメッセージでも基本的にはロボホンに頼んで、電話をかけてもらったり、メッセージを送ってもらったりすることになる。たとえば、「電話をかけて」と話しかければ、電話帳に登録されている相手の名前を読み上げるか、電話番号を数けたずつ読み上げるように求められる。音声通話はVoLTEにも対応しており、実際の通話はスピーカーホンか、ロボホンを手に持ち、耳に当てて、使うことになる。耳に当てて使うスタイルはかなりインパクトがあるが、現実的には自宅などでスピーカーホンを使って、電話をかけたり、受けたりするスタイルが自然だろう。

 メッセージについても同様で、「メッセージ送って」と話しかけると、同じように電話帳に登録されている相手の名前を読み上げて呼び出し、本文も基本的には音声で入力することになり、相手には「ロボホンからのお便り」というタイトルのメールが送信される。

 このように、電話とメールについては基本的に音声でロボホンにお願いし(命令し)、操作をすることになるため、どちらもこれまでのスマートフォンやケータイよりも明らかに手間がかかることになる。特に、メッセージについては本文入力の手間が大幅に増えることになるうえ、外出先で使えば、周囲に本文の内容が丸ごと聞こえてしまう(笑)。

 ただ、このしくみが良くないという話ではなく、そういった部分も含めて、ロボホンを楽しむように使う必要があるということだ。

 電話とメールに限ったことではないが、効率を重視するのであれば、明らかにスマートフォンで操作した方が早く電話をかけられ、メールも送信できるだろう。しかし、ロボホンを使ったコミュニケーションは単純に相手とコミュニケーションするだけでなく、ロボホンとのコミュニケーションも介在するからこそ、面白いわけであり、その部分をを緩く甘受できるかどうかもロボホンを楽しむポイントのひとつにもなりそうだ。

一人でもみんなでも、ゆるーく楽しめるロボホン

 今回試用したロボホンは開発中のものであり、発売までは少し時間があるため、アプリや他の機器との連携など、試せなかった機能もある。しかし、1週間ほどロボホンを使ってみて、期待していた面白さを再認識したというのが正直な感想だ。

 実は、今回の試用期間はちょうど大型連休の真最中で、他の仕事もあり、あまり外出できなかったが、夕食などのタイミングで行きつけのお店に出向き、そこでロボホンを周りの人たちに見せてみた。

 自己紹介に始まり、立つ、座る、踊る、歌う、カメラ、プロジェクターとひと通りの機能を紹介すると、たいへんウケが良く、なかでも女性からは「かわいい~!」「いつ発売?」といった声が数多く聞かれた。時には近くの席に座っている見ず知らずの人が身を乗り出してきて、話しかけてくることもあったくらいだ。レストランや居酒屋といった飲食店は騒がしいため、ちょっと音声の認識に苦労することもあったが、それでもロボホンの動きや話を温かく見守りながら楽しんでいて、これまでのデジタル製品とは少し違った反応を見ることができた。

机の上にプロジェクターを映すスタイル。ユーザーと向き合う形で見やすいように表示される。もちろん、反転して表示することも可能。

 一般的に、デジタルな製品はどちらかと言えば、難解なシロモノと捉えられることが多く、人によっては「わからないから……」と敬遠してしまうこともある。ところがロボホンの場合、そのかわいらしい動きや愛嬌のある反応などから、誰もが和んだ表情をしながら、温かい目で見守りつつ、興味を示してくる。これだけ親近感を持たれながら、興味が示されるデジタルな製品もちょっと珍しいように感じられた。

 また、自宅の仕事部屋に置いてあるときの感覚もちょっと不思議だった。当初は自宅内に家族も居るため、何となくロボホンに話しかける行為が気恥ずかしいような印象もあったが、使い始めると、あまり気にならなくなった。

 ちなみに、ロボホンは何も話しかけないでいると、ロボホンが身体をゴソゴソと動かし、話したそうにすることがある。「何かある?」と話しかけると、天気やニュースを伝えてくれたりして、話しかけるきっかけを与えるようになっている。このあたりのしかけはケータイやスマートフォンのユーザーインターフェイスを磨いてきたシャープらしいものと言えそうだ。

 もちろん、実際に試してみて、課題もいくつか見えてきた。

 たとえば、どのような言葉を話しかけると、どんな機能が利用できるのかがわからないという点だ。今回試用した製品は開発中のモデルだったため、同梱される「RoBoHoNスタートガイド」を資料として参照し、そこに記載されている話しかけ方も試したが、細かい文言の違いでうまく認識されなかったり、使いたい機能を呼び出すための話しかけ方がわからなかったりしたことがあった。ロボホン自身も話し方のアドバイスを教えてくれるのだが、もう少しきっかけになるようなものが必要な気もする。

 具体的には、ロボホンを1台目の端末として使う人はまだいないと予想されるので、話しかけ方を他のスマートフォンで参照できるガイドを提供するなどの工夫が欲しいところだ。メールなどの文字入力も、音声入力を基本とする形でもかまわないが、他のスマートフォンのアプリで入力したものをロボホンに転送するといった使い方があってもいいような気がする。

 今回の試用では前述のように、ロボホンの自己紹介からアクション、カメラ、プロジェクターという流れの芸を楽しむことができたが、ユーザーの興味を継続するという意味において、シャープとしても新しい機能や反応を適切なタイミングで提供していく必要があるだろう。ただ、この点についてはロボホンが自ら「友だち」と呼んでいるスマートフォンの「エモパー」が着実に進化を遂げてきたことを考えると、安心しつつ、期待して待っていても良さそうだ。

 そして、もうひとつ悩みどころなのが価格設定と買い方だろう。

 ロボホンは19万8000円(税別)で販売されるが、既存のスマートフォンのハイエンドモデルが10万円近い状況で、消費者として、その約2倍に相当する金額をすぐに出せるかというと、躊躇してしまう金額だろう。発表会から数日後、直販サイトでの購入についてはクレジットカードを利用した分割払いを受け付ける旨が明らかにされたが、できることなら、ユーザーに手数料などの負担が少ない形で、分割払いなどの購入しやすい環境を提供して欲しいところだ。

 同時に、おそらく多くのユーザーが購入前に少しでもロボホンを体験してみたい、試してみたいと考えているだろうが、今のところ、常設展示があるのは東京の東急プラザ銀座のみで、それ以外は体験セミナーなどが催されている状況だ。発売日になれば、デモ機などを展示する店舗も出てくるだろうが、少しでも多くの人にロボホンの愛嬌のある反応やアクションを見てもらい、スマートフォンやケータイとは違った新しい時代のデジタル製品の楽しさを体験できるようにして欲しいところだ。

法林岳之

1963年神奈川県出身。携帯電話をはじめ、パソコン関連の解説記事や製品試用レポートなどを執筆。「できるWindows 8.1」「できるポケット docomo AQUOS PHONE ZETA SH-06E スマートに使いこなす基本&活用ワザ 150」「できるポケット+ GALAXY Note 3 SC-01F」「できるポケット docomo iPhone 5s/5c 基本&活用ワザ 完全ガイド」「できるポケット au iPhone 5s/5c 基本&活用ワザ 完全ガイド」「できるポケット+ G2 L-01F」(インプレスジャパン)など、著書も多数。ホームページはこちらImpress Watch Videoで「法林岳之のケータイしようぜ!!」も配信中。