みんなのケータイ

MR04LNで正しく時刻が取得・表示されない不具合が発生

 NECプラットフォームズのモバイルWi-Fiルーター「Aterm MR04LN」に、2016年になってから時刻が正しく取得・表示されない不具合が発生。修正版のファームウェアは1月6日付けで公開されており、更新後は正常に利用が可能です。

 筆者は外出時に基本的にMR04LNを持ち運んでいますが、時刻の確認はスマートフォンで行うことが多いため、不具合の影響によってMR04LNで時刻が正常に表示されないこと自体はそれほど困ることはありませんでした。ただし、端末内部で正常に時刻が取得されないことにより、月間の通信量をカウントする機能も正常に動作しなくなってしまうという影響がありました。

 このため、ファームウェア修正前の状態では2016年1月になってからの通信量が2015年12月中の通信量の扱いとなってしまい、月間の通信量が定められているプランで契約している場合や、通信量に応じて料金が高くなるプランで契約している場合、MR04LN単体で通信量の概算がわからなくなり、少々不便に。時刻が取得がされないことで「時間がわからない」ことよりも、こちらの影響が大きかったというユーザーの方が多いのではと思います。

通信量超過時は通信をストップする設定も可能

 さて、MR04LNの通信量カウント機能は「月間の通信量が一定になったら通信を停止する」という設定も可能です。年末に発売された「デジモノステーション 2016年2月号」の付録のSIMカードは「毎月500MB未満は通信料が無料」というプランとなっているので、こういったプランのSIMカードでも安心して利用することができます。

 なお、MR04LNは最新版のファームウェアにアップデートをしても、海外のSIMカードで4G LTE接続が可能です。前モデルである「Aterm MR03LN」では製品発売後に提供されたファームウェアに更新すると、海外のSIMカードで4G LTEが利用できなくなる仕様となっていましたが、MR04LNでは今のところ心配は不要です。

MR04LN、ソフトウェアバージョンアップ後も海外で4G LTEに接続可能。画像は台湾の通信事業者「台湾モバイル」