みんなのケータイ

 ドコモから「みおふぉん」にMNPしたわけなのですが、1カ月経って気づいたことがあるのでお伝えします。

その1、毎月の料金が3分の1以下に

 使ってみた感想はとにかく“これまでとなにひとつ変わらない”ということです。当初心配していたのは通信、通話品質について。結論からいえば、これはドコモを契約していた時とまったく同じ、格安SIMだからといって品質に違いはありません。IIJのSIMは、同じくドコモの通信回線を利用していることに加え、自分の行動範囲というか、利用しているエリアも同じなのだから当然といえば当然のこと。

 そして、変わったのは料金のみ。これまで毎月8000円くらいかかっていた料金が、3分の1以下になりました。なぜもっと早くMNPしなかったのだろう……。

「Ascend G6」から「Ascend P7」に機種変しました。機種変といっても、ただSIMを抜いて新しい端末に挿しかえるだけ。SIMフリーはストレスフリー

その2、余った通信量はくり越せる

専用アプリ「みおぽん」

 わたしが「みおふぉん」で契約したのは月額2220円/4GBのライトスタートプラン。仕事でテザリングを利用することがたびたびあるため、余裕をもって4GBのプランにしたのですが、なんと使い切れずに余ってしまいました。

 なんだか勿体ないなぁと思っていたところ、当月余った容量を翌月月末までくり越せるのだと気がつきました。たぶん気づくのが遅かっただけなのですが、これはうれしい誤算。残りの通信量は「みおふぉん」専用アプリ「みおぽん」で確認できます。

その3、料金はもっと安くできる

 「みおふぉん」の月額料金は安いけれど、通話料はドコモの旧プランと同じ30秒21.6円(税込、以下同)となります。普段あまり通話しないので、そんなに気にしていないのですが、キャリアの料金プランでは通話定額が主流になりつつある中、やっぱり30秒21.6円は高い。

 そこで、IP電話アプリ「050 plus」を利用することで料金をさらに安くすることにしました。「050 plus」は、月額料金324円(現在キャンペーン中につき2カ月間無料)で、通話料が安くなるサービス。固定電話宛が3分8.64円、携帯電話宛が1分17.28円になります。なぜIP電話は、こんなに細かい料金設定なのだろうといつも不思議に思うわけですが、それはそれとして30秒21.6円と比較するとだいぶ安い。そして「050 plus」は留守番電話機能もオプション料金なしで利用できる点が最大の魅力、と言っている人もいました。へぇー(あんまり使わない)。

アプリから申し込みもスムーズ。050番号の取得と設定はかんたん
インターフェイスは通常の通話アプリという感じで使いやすい

 通話品質はというと、キャリアの回線のものと比較すると、若干劣るように感じるけれど、今のところ通話中にプツっと切れたりはしていないので、まぁいいかなという感じで使っています。似たようなIP電話サービスや、“電話回線を利用しているため通話品質が良い”とされている「楽天でんわ」や「G-Call」などを活用している方も多いのではないかと思います。

 私の場合は、“050 plus同士であれば24時間通話無料”に惹かれてこれを選びました。どれを選べばいいかわからないのであれば、よくかける相手や、自分の周りの人たちが、どのサービスを利用しているかを知った上で選ぶのも賢い選択なのかもしれません。あるいは、「これ使って」と巻き込むのもひとつのテです(笑)。