みんなのケータイ

 Androidの最新バージョン「Android 4.3」などの発表にあわせて、「Google Play Games」が発表された。Android 4.3やNexus 7はいつ日本で利用できるか、今のところまったく分からないが、Google Playでは早速「Google Play ゲームス」という名称で配信されていたので、「AQUOS PHONE Xx 203SH」にインストールしてみた。

 「Google Play ゲームス」は、他のユーザーと一緒にゲームアプリを楽しめる、そんな環境を提供しようとするアプリだ。同機能に対応するゲームアプリであれば、プレイしたスコアなどを他のユーザーと競い合ったりできる、とされているのだが、どうやら他のユーザーとの繋がりは、グーグルのソーシャルサービス「Google+」を介す形のようだ。当然、私は「Google+」に登録済では持ってはいるが、あまり積極的に使っていないし、周囲にもアクティブユーザーがいない。

 とりあえず「Google Play ゲームス」を起動すると「今すぐプレイ」「マイゲーム」などのメニューが表示される。最初は何もないかもしれないが、「今すぐプレイ」などの「オススメ」にアクセスすると、対応ゲームを見つけられる。それらのゲームをダウンロードし、ゲームアプリ上でGoogleアカウントへログインする、という流れだ。

 400万以上のダウンロードを記録しているという人気ゲーム「対戦☆ズーキーパー」もGoogle Play ゲームス対応アプリ。Google+で繋がる友人と実績(アチーブメント)を競えるほか、招待して対戦することもできる。招待すると相手に通知が届き、アプリのインストールを促す。相手が応じればリアルタイムでの対戦となる。どちらかと言えば、一緒にいる友人を誘ったほうが、スムーズにプレイできそうな機能だ。

 提供開始から1日とあって、まだまだ機能を熟知したとはいえないが、Google+で繋がるソーシャルグラフだけではなく、他のサービスのソーシャルグラフ、あるいはリアルグラフでプレイできればいいかもしれない。個人的には、ゲームごとに新たな繋がりができればプレイしやすいかな、と感じている。

 ゲームによって別々のアカウントを用意するよりも、Googleアカウント1つでいろいろ楽しめるようになるのは楽、かもしれない。日本には既にmobageやGREEがあるなかで、「Google Play ゲームス」を積極的に使いたくなる理由はまだ乏しい気もするが、そこは魅力的なゲーム次第。既にゲームアプリではトップクラスの人気を誇るパズドラがさっそくGoogle Play ゲームスに対応しているのは興味深いところだ。本稿執筆時点でパズドラのAndroid版は不具合が発生しているため、また日を置いてから、あらためてGoogle Play ゲームスの楽しさを体験してみたい。