INFOBARのiida UI、写真を活かして至高の俺UIを目指す

2011年9月7日 06:00
(津田啓夢)
iida UI

 「INFOBAR A01」のユーザーインターフェイス(UI)で何が面白いって、写真の扱いが面白い。写真を選んでサッとトリミングしてシュタッと貼り付けるだけなのに、結構なコンテンツ力である。

 「INFOBAR A01」のiida UIは、3列ブロックが縦に積まれていく、落ちものパズル「テトリス」のような構成となっている。通常のアイコンは正方向サイズなので1×1サイズ、iida UI向けのウィジェットは、1×2サイズ、2×2サイズなどがあり、好きなようにレイアウトしていける。

 「INFOBAR A01」の発売以来、試行錯誤を繰り返しつつ今の形に至る。実際、かなりツダ好みのUIになったと自負している。左手片手持ちの親指操作がもっとも多いので、親指の可動範囲やら、死角になる位置を考慮しながら配置する気合いの入れようである。

 この自分好みのUIに柔軟に対応してくれるのが写真だ。写真は画像フォルダから選んだものを任意のサイズで設置できる。1×1の通常アイコンサイズのほかに、1×2/1×3の縦長、2×1/3×1の横長や、2×2の大きな正方形、画面に映える2×3/3×2サイズの大きな画像も選択できる。画像は、視線移動時のキャッチとなるよう配置した。

 Android端末はもとより、iPhoneもiOS 4からホーム画面の背景に写真が設定できるようになったが、アプリのアイコンを写真の上に置いていくことになるため、せっかく置いた写真もなんだかちょっと物足りない気がしていた。iida UIでは、ウィジェットや写真をうまくUIの中に溶け込ませており、写真が写真として活きる使い方が魅力の1つになっている。写真をタッチすればそのまま大きな写真が表示されるので、結構なコミュニケーションツールとしても活躍してくれている。

写真やウィジェットを設置しても、滑らかなスクロールは変わらない縦長になりすぎないように、見出しを付けてアプリを収納できる見出しをタッチして展開
写真をコラージュするような配置も可能レイアウトに合わせて写真をトリミング。元データは加工されずにそのまま写真やウィジェットの位置を変更する画面で見だしなども設定できる