呼び出し方にコツがいるIS02の「ツールボックス」
仕事柄、いろんなスマートフォンに触れているので、取扱説明書を読まずとも、だいたいの操作はわかるようになってくる。しかし、これは反省すべき点なのだが、それゆえに重要な機能の存在を見逃してしまい、使い続けていくうちに「こんな機能もあったのか!」「これは便利かも!」と気づくこともある。
スタートキーを画面の方向になぞると「ツールボックス」が表示される |
IS02を使っていて発見したのが「ツールボックス」という機能だ。ディスプレイの真下(横向きにしている場合は右側)にあるスタートキー(ウィンドウズのアイコン)を、画面の方向になぞると3つのアイコンが表示される。これらを選択することで、画面の一部を拡大する「拡大パッド」を使ったり、指1本でカーソルの移動や項目の選択などを行える「マルチファンクションパッド」を表示させたり、「タスク切り替えパッド」を表示させて、実行中のアプリを確認したりできるのだ。
もちろん、この「ツールボックス」は決して“隠れ機能”ではなく、取扱説明書にも大きく説明されている。購入した当初に気づかなかったことは、“わかったつもり”になっていた自分の落ち度に過ぎない。
しかし、この「ツールボックス」は呼び出し方に少々コツがいる。軽くなぞるだけでは反応してくれず、しっかり触れてしまうとスタートキーを押したことになり、スタート画面に戻ってしまったり……。ボクの個人的な感想ではあるが、指の腹を寝かせるようにして、画面の端に隠れたページをペラッとめくるような感じでなぞるとスムーズに呼び出せるようだ。それも、この機能の発見が遅れた一因かもしれない。
ともあれ、最近では、ボクにとって「ツールボックス」は欠かせない機能になりつつある。とくに重宝しているのが「拡大パッド」だ。IS02はマルチタッチに対応してないので、2本の指で画面を拡大するといった操作ができない。Webページの文字が読みづらいときなどは、拡大・縮小のスケールを表示させて動かす、あるいは画面を2回続けてタッチするといった操作が必要なのだが、「拡大パッド」を使うと、画面の横幅に合う状態で表示させて(デフォルトで、だいたいそのように表示される)、小さい文字を読むときなどだけ「拡大パッド」を用いることができる。
片手で操作したいときは、ケータイの十字キーのような感覚で使える「マルチファンクションパッド」も便利だろう。いろんなアプリを次から次へと起動して、動きが鈍くなったなぁ~というときには「タスク切り替えパッド」も重宝する。終了させたいアプリに切り替えて「×」をタッチして終了させればいいのだが。しかし、これらのパッドはタッチ反応にいまひとつ不満があるので、ボクはあまり使ってはいない。
「拡大パッド」はWebページの閲覧に便利。とくに視力低下が気になる中高年層にはうれしい | 使いこなせたら便利そうな「マルチファンクションパッド」 |