ロンドンでmicroSIMカードを探す旅に出た

2010年10月8日 06:00
(石川温)
街中ではボーダフォンが大きな看板を出していた
アップルストアのiPad売り場では各社の料金プランを掲示している

 「iPadがSIMロックフリーならドコモはmicroSIMを提供する」と言っていたNTTドコモ・山田社長。しかし、目論見は見事に玉砕。日本ではソフトバンクのSIMカードしか使えないようにロックがかかっている。

 しかし、国内で売られているiPadも海外では現地のSIMカードが使えるようになっている。最近では「海外パケットし放題」があるため、さほど現地SIMカードが必要というわけではないが、実際、海外でどんな風にiPad用microSIMカードが売られているか気になるところ。タイミングよくロンドンに行く機会があったので、現地5大キャリアの販売状況を調べてみた。

 まず向かったのはT-mobile。「microSIM、あるかい?」と訪ねると、何の問題もなく、プリペイドとしてmicroSIMカードを購入できた。通常のSIMカードが10ポンドだったが、それよりも高めの21ポンド。ただ、詳細説明はほとんどなく、いきなりmicroSIMカードのみを手渡してきた。とにかく不安だったが、実際に使ってみると、ちゃんと使える。どうやら、これで1カ月間利用できるようだ。

 ロンドンのオックスフォードで目立っていたのが、日本でも馴染み深いキャリアともいえるボーダフォン。赤と白のロゴマークが懐かしい。店頭にはiPadの在庫があるというポスターも貼られている。これは期待できそう。早速店員に聞いてみると「プリペイドのmicroSIMカードはないよ。契約しなくてはいけない」という。同じくorangeも「プリペイドはなく契約が必要」ということだった(店頭ではなく、Webなどでは契約可能のようだ)。

 契約するのは旅行者には難しいので、次に「3」というキャリアに向かう。ここでは、iPad用として、microSIMカードがきちんと展示されて売られていた。価格は10ポンド。これで30日間1GB分使えるという。

 最後に向かったのはO2。ここでベッキー似の女性店員に「iPad用のmicroSIMカードがほしい」と告げると、なんと名前と郵便番号を伝えるだけで、microSIMカードを無料でくれたのだった(実際はイギリスの郵便番号などないので、「日本からの旅行客だ」と伝えた)。

 どうやらO2はiPad専用のmicroSIMカードになっているらしく、カードをiPadに挿入後、オンラインで契約ができるようになっているのだ。契約日数なども自由に決められるので、余計な出費にならないのは重宝だ。アメリカのAT&TによるiPadでも端末上で手軽にプリペイドの手続きができる。是非ともソフトバンクにも真似をしてほしい使い勝手と言える。

 現地でmicroSIMカードを探すのは結構楽しかったりするが、時間が惜しいなら「海外パケットし放題」を活用するのがベスト。とにかく、自分のニーズに合わせて使い分けられるのはSIMロックフリー端末の利便性だとも言える。

3ではiPad向けとしてmicroSIMのパッケージを展示していたロンドンで購入したmicroSIM(T-mobile、3、O2)