安心できる防水ケータイ、でも油断は禁物
つい先日、東京で雪が降った。都内では2年ぶりの積雪だったそうで、その日の夜は、雪が降りしきる中、「F-01B」を取り出していろいろと撮影した。そんな風に気兼ねなく撮影できたのは、「F-01B」が防水対応だからだ。おかげでバスタイム中でもワンセグも視聴できるし、Twitterもできる。ハイエンドな防水ならではの使い勝手は「F-01B」の良さの1つだ。
ケータイの防水機能は、パッキンなどを使って、すき間からの浸水を防ぐ、といった形で実現する。だから何気なくケータイに水がかかっても故障しない……と言えるのだが、ユーザーとして1つ、十分注意しなければいけないことがある。それが「背面のバッテリーカバー、側面の外部接続端子カバーを開けっ放しにしない。きちんと閉める」ということ。このうちバッテリーカバーは、「F-01B」の場合、microSDカードの出し入れで開閉するかもしれないが、基本的には閉じっぱなし。しかし、外部接続端子は、充電にも使う。もし手元に充電台(卓上ホルダ)がなければ、外部接続端子のカバーを頻繁に開閉することになる。
幸いにして「F-01B」のパッケージには充電台が同梱されているものの、勤務先にも充電台を用意しておかなければ、開閉する機会を減らすのは難しい。雑な性質の関口の場合、ちょっと油断してカバーをきっちり閉めないまま、急いで取材先に向かおうとしたらにわか雨にあってしまい、気づけばポケットの中の「F-01B」が……ということになりかねない。もう1つ充電台を買っておけばいいのだろうが、我が家の財務担当大臣が事業仕分けを行った結果、「毎日充電台を持ち運ぶべし」と判定が下されたのだ。
それから約2カ月、最初のころは充電台をよく忘れた。自宅に置き忘れるのはもちろん、帰宅してから「あ、編集部に忘れたな」とガッカリしたこともある。これを何度も繰り返してようやく毎日持ち運ぶようになってきた。新たな習慣を身につけるのは難しい。ついでに外部接続端子カバーをいつもチェックする癖がついてきた。
ユーザーとして、そういった点に注意を払うのは至極当然かもしれない。でも、油断しきっていても致命的なミスにならないような新技術、いつの日か登場してくれないかとそっと期待している。