大きな画面で電子書籍が読みたい

2009年4月24日 11:00
(津田啓夢)

 「931SH」を利用して、電子書籍でアーサー・コナン・ドイルの「空き家の冒険」を読んでいる。名探偵シャーロック・ホームズが登場する推理小説だ。学生時代に読んだことがあったが、電子書籍で読むと、なぜだか違う物語のような気がする。

 ソフトバンクの「タダ本」には、パブリック・ドメインとなった作品がパケット通信料のみで楽しめる「無料名作」というコーナーがある。ネット上の「青空文庫」のように、権利期限が終わった作品が無料で楽しめるわけだ。

 ここに書くにあたって今回、電子コミックも読んでみることにした。ソフトバンクでは、1話に限って無料で楽しめる「タダコミ」というサイトもやっているのだ。「タダコミ」の方は利用したことがなかったので、ちょうどいい機会。とりあえず、タイトルを知っていた「NARUTO-ナルト-」をダウンロードした。......ところが、ちょっと不満が残ってしまった。

 931SHは、ハーフXGAサイズの大きな画面サイズが特徴の1つ。しかし、「NARUTO-ナルト-」は全画面で表示されることはなく、必ず上下に黒い帯が入ってしまう。おそらく、一般的な携帯電話に合わせたアプリなのだろう。同じアプリを使う「タダ本」の小説も上下に黒い帯が入るが、目の移動が少ないせいかこちらはそれまで気になったことがなかった。

 ただ、一旦気になり出すと、「タダ本」も大きな画面で読みたくなってくる。春モデルでも大画面の端末が登場しているし、おそらく今後も画面サイズの大きな端末が登場すると思う。ここは1つ、大画面ユーザーのニーズをくみ取って欲しいなぁ。