だから、ボクはVGAクラス

2008年8月18日 11:00
(法林岳之)

 ボクはこういう仕事をしていることもあり、各社とも複数の回線を契約しているけど、主要3キャリアについては、気に入った端末を1台ずつ(1回線ずつ)選んで、常に持ち歩いている。ケータイを3台、身に付けるのも結構、面倒で、今のところ、胸ポケットにドコモ、ネックストラップでau、腰から提げてるケータイケースにソフトバンクという構成で持ち歩いている。

 ケータイを選ぶ基準は人それぞれだけど、「ここは外せない」という条件がいくつかあるはず。ボクの場合、この3つのポジションに入れる端末として、ある時期からひとつの条件を決めている。それはディスプレイの解像度が「VGA以上」であること。国内では通常デザインの端末として、旧ボーダフォンの「904SH」がはじめてVGA液晶を採用したけど、それ以来、常時携帯する主要3社端末は順次、VGA以上のディスプレイを搭載した端末に切り替え、現在に至っている。

 今さら説明するまでもないけど、VGAクラスのディスプレイを条件としているのは、メールやコンテンツ閲覧時の表示、ナビゲーションやドキュメントビューア、フルブラウザの表示などで有利だからだ。その一方、ワンセグなどは元の映像がQVGAクラスなので、拡大表示になってしまうけど、最近は機種によって、メールやコンテンツ閲覧画面との分割表示ができるなど、VGAクラスのメリットを活かせるようになっている。

 そんな条件で踏まえた結果、現在、ボクがネックストラップで提げているのは、auのシャープ製端末「W62SH」だ。auの端末については、昨年末から新プラットフォーム「KCP+」を採用した端末が少しずつ増えてきたけど、KCP+採用端末はQVGAクラスの端末が多いため、この半年近くはボクにとって、選択肢が少なかった。今年2月、それまで利用していた「EXILIMケータイ W53CA」(フレアレッド)からKCP採用端末の第一世代機となる「W54SA」(山吹)へ機種変更し、5月には春モデルの「W61S」(スペクトラムピンク)へ機種変更。そして、7月には夏モデルの「W62SH」に変更したというわけ。夏モデルにはこの他にもVGAクラスのディスプレイを搭載したモデルがラインアップされているけど、W63SAはおサイフケータイ非対応、W64SAはPCドキュメントビューアー非対応などの違いがあり、素直にW62SHを選ぶことになった。

 ただ、ちょっと悩んだのはボディカラー。ローレット仕上げのメタルフレームは結構、インパクトが強くて、ボディカラーごとにかなり印象が違うんだけど、自分自身が元々、夏はアロハシャツで過ごすような人なので、敢えて、ここは目立ち度を考えて、少し派手な「アンティークゴールド」をチョイス。派手なシャツにも結構、合うでしょ。

 W62SHはすでに1カ月近く使ってきたけど、初期のKCP+採用端末に比べ、安定度も増し、今のところは大きなトラブルもなく、使えている。でもまあ、気になるところがまったくないわけではないので、そのあたりは今後、順次、ご紹介していきますね。