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Ray-Ban Metaの破損で感じたウェアラブルデバイスにおける保証サービスの重要度

 ついに日本上陸したMetaのスマートグラス「Ray-Ban Meta」。HUAWEI Eyewear 2からスマートグラスの魅力に気がつき、それ以降メガネはすべてスマートグラスを使い続けている筆者としては非常に興味深く、レンズ込みで10万近い金額に悩みながらも購入しました。

 使用感については僚誌のImpress Watchに掲載されたレビューをお読みいただければと思いますが、AI機能はまだまだこれからではあるものの、高い音質と気軽に撮れるカメラが気に入って愛用していたある日のこと。

 いつものようにRay-Ban Metaを装着したはいいもののなぜか音が一切聞こえず、アプリには「スピーカーから音が出ない」というエラーメッセージが表示され、本体のLEDも赤く点滅を繰り返しはじめました。

 充電しても充電されているかどうかがアプリで確認できず、どうしようもない状態になったために購入した店舗に症状を伝えたところ、どうやらパーツが破損している状況とのこと。そこで修理をお願いしたのですが、パーツ破損の場合は通常保証の対象外になる可能性が高いとのことでした。つまりもう1回Ray-Ban Metaを買うのとほぼ同義、ということです。

 ただでさえかなり高価な製品であることと、グーグルも同様のカメラ付きスマートグラス販売を予定していることもあり、再購入は相当に悩んだのですが、Ray-Ban Metaのカメラがとても生活の中で役立っていたことに加えて、正常動作する製品なら中古としてのリセールバリューもあるのでは、と半ば自分で自分を説得するような材料で再購入に踏み切りました。

まさかの“Ray-Ban Meta Duo”状態。画面は4画面だが価格はiPhone Duoの半分程度

 新しいRay-Ban Metaを受け取り、実際に旧端末をチェックしてみたところ、レンズのそばに確かにひびが入っていました。

レンズ付近で横に大きくヒビ

 ただ、新端末と比べてみると旧端末ほどではないものの、内側に小さなヒビらしき線があり、気になって反対側をチェックしたらこちらも同様に小さな線が入っていました。小さなパーツなのかな、と思ってよく見たのですが新旧端末で微妙に大きさや形が違うため、パーツではなさそうです。

外側が旧端末、内側が新端末。どちらも小さな線が見られる
反対側も同様の線

 一度端末が壊れたということもあり新しい端末は相当気をつけて使っていることと、手にして1週間も経っていないのですが、一般的な日常利用でも相当な負荷がかかっているのかもしれません。毎日使うはずのメガネを毎日使うことがためらわれるという、なんともしっくりとこない感情が生まれました。

 スマートグラスやスマートウォッチなど、身体に装着するガジェットが少しずつ普及していますが、日常的に装着するから故障する可能性も高く、ウェアラブルガジェットについてはこうしたときのための保証も重要だということを、今回の一件で強く感じました。

 AppleやGoogleからはまだスマートグラスが発売されていないものの、Appleは「Apple Care」、Googleは「Pixel Care+」という保証サービスが用意されていますし、おそらくGoogleのスマートグラスもPixel Care+の対象になるでしょう。Metaは現状こうした保証サービスが提供されていませんが、先日も新製品を発表してスマートグラスを積極的に展開しているだけに、こうした保証サービスも合わせて提供して欲しいところです。