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「Pontaポイント」を使って「au PAY」で住民税を支払う方法を考えてみた
2023年7月3日 00:00
筆者のような個人事業主にとって、6月といえば住民税のシーズン。給料から住民税が天引きされる会社員と違い、個人事業主は住民税を年4回の分割で支払わなければならないので、支払いの度に結構まとまった額が飛んでいってしまうのが厳しい所です。
これまで、その負担を緩和してくれたのがスマートフォン決済でのポイント還元でした。筆者が住む自治体の住民税もいくつかのスマートフォン決済の請求書払いに対応していることから、これまではそれらを使ってチャージや支払いの際にポイント還元を得ることができたのです。
ですが多くのサービスが、チャージや請求書払いをポイント還元の対象外とするようになったことでその道が塞がれてしまい、残された道は「楽天カード」を使って「楽天キャッシュ」にチャージした時に0.5%の還元が受けられる「楽天ペイ」を使う方法のみ。ですが筆者が済む自治体の住民税支払いはそもそも楽天ペイに対応していないため、この手が使えません。
そこで「ポイントが入らない支払いにこそポイントを使う」というポイントのセオリーに立ち返り、ポイントを使って住民税を支払うことを考えてみました。とはいえ税金の支払いにポイントが使えるサービスは限定されており、筆者が記憶する限りでは楽天ペイと、「Ponta」ポイントをチャージして支払いに使える「au PAY」くらい。先にも触れた通り筆者の場合楽天ペイは使えないので、今回はau PAYを使うことにしました。
筆者は以前Pontaポイントの獲得にかなり重点を置いていたことから8万以上のポイントを保有しており、それをau PAYの「ポイント運用」に預けていました。もちろんポイント運用はあくまで“運用”ですので預けたポイントが大幅なマイナスとなった時期もあったのですが、幸いにもここ最近は株高でプラスに転じていたことから、それを全額引き出して活用することにしました。
さらに電気やガスなど、他のいくつかのポイントから交換して2万のPontaポイントを追加。およそ10万円相当のPontaポイントを集めたことから、これをau PAYにチャージして住民税を支払うことで、金銭的負担を減らそうと考えた訳です。
ですがそこに大きく立ちはだかったのが、Pontaポイントによるチャージの上限でした。といいますのもau PAYにチャージできるのは1カ月当たり2万ポイントに制限されていることから、10万ポイントをチャージするには5カ月かかってしまい住民税の支払い期限を過ぎてしまいます。
そこで方針を転換し、「auじぶん銀行」の口座を活用して住民税を先に支払い、後からPontaポイントで補うことにしました。
au PAYにはauじぶん銀行と連携することで、au PAYのチャージ残額をauじぶん銀行の口座に払い出せる仕組みが用意されていることから、先にauじぶん銀行からau PAYにチャージして住民税を支払い、その後にPontaポイントをau PAY経由でauじぶん銀行に払い出すことで、支払った分のマイナス分を補う訳です。
もちろんそれでも10万ポイントを払い出すには5カ月かかってしまいますし、そもそも10万円相当のポイントで筆者の住民税を全額支払える訳でもありません。ですが最近は値上げラッシュで家計に係る負担が厳しくなっているだけに、負担が大きい住民税をポイントで補える方法があることが、大きなメリットであることは間違いないでしょう。