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iPhoneの「計測」アプリは正確に測れるのか?
【iPhone 14 Pro】
2023年6月16日 00:01
iPhoneに「計測」というアプリがプリインストールされていますよね。ほとんど使うことがなく、存在すら忘れがちだったのですが、最近よく使うようになりました。
今、家づくりを進めていて、設計図にある長さや高さを実感するために、身近なものを測ってみたり、新居に持ち込む家具のサイズを測ってみたりという感じ。
アプリを起動すると、カメラが空間を認識。サイズを測りたいものに向けて、始点を指定し、ゆっくりiPhoneを動かして、終点を指定すると長さが表示されます。簡単です。被写体から離れすぎているときは「近づいてください」と、動かし方が早くて雑な場合は「ゆっくりと」といったガイドも表示されます。
「計測」を使っていて、ふと思ったのが、本当に正確な寸法を測れているのかどうかということ。そこで、「計測」で採寸した後に、メジャーでも測ってみました。
リビングにあるローテーブルは、「計測」アプリを起動したiPhoneのカメラを向けると、長方形が認識されて「1.2m×58cm」と表示されました。高さはiPhoneを動かして測って「41cm」でした。メジャーで測った実寸は「1.2m×60cm×40cm」。テーブルの奥行きが2cmm、高さが1cmほど短く計測されましたが、許容できる誤差と言えるでしょう。
他にも、いくつかのものを測り比べてみました。
iPhoneでの計測値:高さ1.6m×幅56cm×奥行き69cm
メジャーでの計測値:高さ1.7m×幅60cm×奥行き63cm
iPhoneでの計測値:高さ1.2m×幅77cm×奥行き37cm
メジャーでの計測値:高さ1.2m×幅80cm×奥行き36cm
iPhoneでの計測値:高さ56m×幅96cm
メジャーでの計測値:高さ55m×幅97cm
iPhoneでの計測値:高さ30m×幅22cm
メジャーでの計測値:高さ30m×幅21cm
筆者の感覚では、採寸するものに対して垂直にカメラを向けると誤差が少なく、斜めになると誤差が大きくなるように感じました。冷蔵庫のような大きなものは少し離れたほうが測りやすいです。
やむを得ず、斜めから計測する場合はiPhoneをゆっくり動かすことがポイント。とは言え、正確なサイズは必要とせず、目安を知りたい場合には、これで十分でしょう。
最近、愛犬に合うレインコートを探しているのですが、愛犬の体長を測るのにも役立ちました。メルカリに出品したいものがA4サイズの箱に収まるかどうかを確認したい場合などにも役立ちそうです。