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スマホがなくても指紋で解錠、小学生の子どものカギ問題をスマートロックで解決

 「指紋認証でカギが開く」に惹かれて、SwitchBotのスマートロックと指紋認証パッドをセット導入しました。

SwitchBotのスマートロック(指紋認証パッド)

 もともと、筆者宅では他社製のスマートロックを設置・運用していましたが、スマートロックを施錠/解錠するアクセサリーのボタンを押しても(なぜか)1回で操作が受付されないことがあり困っていたことや、子どもがそのアクセサリーも何も持たずに外出してしまい、家に入れなくなる事故が発生したりする可能性を排除できません。

 この場合でも、別途設置しているGoogleのドアホン経由の通知を親が見落とすことがなければ、リモートでの解錠はできます。しかし、親が気付かない場合があることを想定すると、子ども自身が指紋で解錠ができる方が理想的です。費用的にも、複数のアクセサリーを購入する必要がなくなりますし、アクセサリーの電池交換を気にせずに運用できます。

SwitchBotのスマートロック

 SwitchBotのスマートロック+指紋認証パッドの導入にあたり、子どもの指紋でも解錠がスムーズにできるのか? という点は不安がありました。というのも、メーカーのWebサイトには、「子どもの皮膚は柔らかく、また成長によって大きさが変わるため認証される保証がない」という一文が記載されているためです。わざわざこの文章が掲載されているということは、スマートフォンなどと比べて子どもの指紋での認証は厳しいのかもしれない。と覚悟することに。

 そこで、子どもの指紋認証については“動いたらラッキー”という具合に、期待しすぎずに運用を開始したのですが、少なくとも筆者の環境では子どもであっても、大人と大きく変わらない精度で解錠ができています。将来的には、体の成長にあわせて指紋を登録し直しする必要はあるかもしれませんが、子どもがカギを管理・運用するよりは簡単と言えるので、この点では安心しています。

子どもの指紋でもロック解除は正常に動作した

 また、指紋の他に、パスコードの入力やNFCカードをかざしてカギを開けることができます。何らかの理由で指紋認証がうまくいかなくても、代替手段が用意されているのも心強い点です。ランドセルなど子どもが使う主要なカバンにNFCカードを取り付けておくと良さそうです。また、一度設定を完了すれば、インターネット環境に依存せずに動作するため、スマートロックを設置した家の通信回線や、メーカーのサーバー周りのトラブルなどの影響を受けません。

NFCカード(専用)でロック解除も可能

 スマートロックは、ドアの開閉を検知してオートロックも設定可能ですが、これまでは"解錠方法を一つも持たずにオートロックで施錠されてしまう可能性"が排除できなかったため、オートロックを設定していませんでした。新たに導入したSwitchBotのスマートロック+指紋認証キーパッドの組み合わせは、子どもを含めて指紋認証で問題無くカギの解錠ができるようになったため、オートロックを設定しても問題無さそうです。

 一方で、指紋認証に連続して失敗すると指紋認証が一定時間無効になる仕様には少々困っています。連続して認証に失敗して指紋認証が無効になっている間は、パスコードの入力やスマートフォンからのアプリ操作など、別の方法で解錠をする必要があります。セキュリティ関連の製品としてその意図はわかるのですが、連続失敗の回数は5回と固定されており、ユーザーでは変更ができなくなっています。

5回連続で指紋認証に失敗すると指紋による認証が一定期間無効になる

 この点については、ロックがかかる回数を緩く設定する代わりに、ロックされたら無効化される時間が長くなるなど、使い方にあわせて変更ができれば嬉しいところです。