みんなのケータイ
「Apple Watch Ultra」で持ち上がった平時のアクションボタン問題
2022年12月13日 00:00
「Apple Watch Ultra」にダイブコンピューターの機能を追加するアプリケーション、「Oceanic+」がリリースされました。ちょうど石垣島にダイビング旅行に行く予定があったので早速試してきたのですが、その際に心配だったのが、「Apple Watch Ultra」が傷だらけになってしまうのでは……ということでした。
ダイビングで使うものって、タンクとかウェイトとか、重くて固くてゴツゴツしたものが多いんですよね。海に入れば岩も珊瑚もあるし。普段使っている古いダイブコンピューターでさえプロテクターを付けているのに、高級ウォッチが剥き出しというのはいかがなものか。そこでAmazonで大急ぎでカバーを購入し、石垣島に持って行きました。
カバーは透明のTPU素材で、いったんバンドを外して覆うように被せるタイプのもの。価格は680円でした。
いちいちバンドを外さないといけないのと、ピタッとハマるため着脱が面倒なのですが、まるっと包まれている安心感があります。装着した状態でのタッチ操作も、やや反応は鈍くなるものの使えなくはない。これで安心と海に潜りました。
海の中では特に何の問題もなかったのですが、上がって再びタッチ操作をしようと思ったら、ちょっと困ったことになりました。ディスプレイとカバーの間に水が入って、操作がままならない状態になっていたのです。そこでバンドを外して、カバーをとってとやっているうちに、だんだん面倒くさくなってきてしまいました。
結局、傷の心配よりも面倒くささが勝ってしまい、「エクストリームな環境に耐えられるように、頑丈に作られているから大丈夫」と自分に言い聞かせて、購入したカバーはお蔵入りに。とはいえやっぱり傷は付けたくはないので、次のダイビングまでにはまた新たなカバーを模索するつもりです。今度は水が抜けるように、側面をガードするバンパーと画面を守る保護フィルムは、別にしようと思っています。
ダイビングのオフシーズンで考える「アクションボタン」の使い道
先ほど次のダイビングと書きましたが、寒さが苦手な筆者にとっては、山も海もすでにオフシーズンです。「Apple Watch Ultra」も、最近は日常生活で使うのみとなっているのですが、そこで生まれた新たな悩みの種が「アクションボタンを何に使うか」です。ワンプッシュで起動できるアクションボタンは、山では現在位置を記録する「ウェイポイント」や、元来た道を戻る「バックトレース」。
海では水深を記録できる「ダイブ」や、「Oceanic+」ではダイブコンピューターの起動ボタンとして、便利に活用してきました。しかし平時の筆者には、あまり使い道がないことに気づいてしまったのです。
アクションボタンに割り当てられるのは、ワークアウト、ストップウォッチ、ウェイポイント、バックトレース、ダイブ、フラッシュライト、ショートカットの8つの機能です。ワークアウトではサードパーティー製アプリの機能も利用できるようですが、筆者は普段運動をほとんどしないので、ワークアウトやストップウォッチを使う機会がありません。フラッシュライトは画面を光らせる機能ですが、これもそれほど使う機会はなさそうです。
唯一使えそうだと思ったのは、ショートカット。
あらかじめApple Watch用に登録しているショートカットの中から1つを選択しておくと、アクションボタンを押すだけで実行できます。問題はどんなショートカットなら便利なのか。最初は自宅のスマートロックを解錠するショートカットを設定していたのですが、デジタルクラウンを押そうとして、謝ってアクションボタンに触れてしまうことがあり、遠隔でスマートロックが開いてしまうのは物騒だと考えてやめました。
今は試験的に、音声でリマインダーを登録できる簡単なショートカットを作成して、アクションボタンに割り当てています。参考までに手順は以下のとおりです。
これで音声入力で登録したリマインダーが、自宅近くになると通知されるショートカットができました。
これでアクションボタンの設定も完了。あとは、出先で何かやることを思いついたら、アクションボタンを押すだけです。
とりあえず帰宅時に通知される設定にしましたが、帰り道に買い物するものを思いつくことも多いので、最寄り駅まで戻ったタイミングで通知される方が便利かもしれません。どういうショートカットがアクションボタンにベストなのか、しばらくいろいろと試してみようと思います。