みんなのケータイ
コロナの影響でGalaxy Z Flip4の購入を決めました。
2022年9月16日 00:00
振り返ると、筆者は毎年4〜5台のスマホを買っていました。購入したすべての機種をバリバリ使うわけではなく、仕事上の必要があって短期間使う機種や、使ってはみたものの、しっくり来ずに、すぐに手放した機種もあります。しかし、今年はまだ1台しか買っていません。1月に、昨年11月に発売された「AQUOS sense6」を買っただけなので、今年発売された機種は1台も買っていないことになります。モバイルを専門とするライターとしては由々しき事態です。
買いたい機種が1台もなかったわけではありません。実は、ほぼ購入を決めていた機種もあります。シャオミの「POCO F4 GT」ですが、ゲームはそんなにしないものの、カチッと飛び出すショルダーボタンや、120Wの超速充電が気に入って、即買いしたくなりました。通常価格が7万4800円の8GB+127GBモデルが早割価格の6万4800円で買える期間に、シャオミの公式オンラインストア「Mi.com」で購入を試みたのですが、なぜかクレジットカードが認証されず、購入を断念した次第。通常価格でも十分安いのですが、すっかり購入意欲を削がれてしまいました。
ほかにも気になる機種はいくつかありましたが、「もうちょっと安ければなぁ」「次に発表される機種と比べてからにしよう」などと考えて、結局何も買わないままに秋を迎えてしまいました。円安傾向が長引き、スマホの価格が値上がりするのがわかっていたので、なんとなく買い控えていたことも否めません。
9月に入り、ようやく2機種の購入を決めました。1つは「iPhone 14 Pro」。現在使っているiPhone 13 Proには満足していますが、あの「Dynamic Island」が気になって、予約受付の開始後すぐに予約しました。128GBモデルで、色はディープパープル。まだ実機を見ていないので、リアルな色合いはわからないのですが、どうせなら新色にしようとディープパープルを選びました。
もう1機種は「Galaxy Z Flip4」です。実は、2020年2月に初号機の「Galaxy Z Flip」が発表され、サンフランシスコで開催された発表会で触れたときからFlipは気になっていました。ですが、なんとなく “筆者のようなおじさんは買ってはいけない” と思っていました。サムスンはFlipがMZ世代をターゲットにしていることを明言していますし、韓国ドラマを観ていても、だいたい若い女優さんが使ってますからね。
余談ですが、かつてauが出していた「INFOBAR」にも、ものすごく惹かれたのですが、買えませんでした。“これはおしゃな人のためのケータイで、筆者のようなダサい人が持ち歩いてはデザイナーに失礼” なんて思っていました。
ですがね、前モデルの「Galaxy Z Flip3 5G」は、日本でも使っている人を見かけるようになり、たまに男性ユーザーにも遭遇しました。筆者はコロナウィルスの流行以降、自宅で韓国ドラマを観ることが増えましたが、韓ドラの登場人物のほとんどがGalaxyを使っていて、最近の作品ではフォルダブルのFlipやFoldも当たり前に出てきます。それを見ていると、やっぱり欲しくなっちゃうんですよね。韓ドラを観ていると、Flipはもはや特殊なスマホではなく、電話にもSNSにも使いやすい大画面のスマホという印象。で、使わないときはパタンと折りたためるわけです。使い勝手としては、我々の世代が慣れ親しんだフィーチャーフォンの進化形のようにも思えてきます。
先日、メディア向けに開催されたイベントで実際にGalaxy Z Flip4に触れてきました。大画面だけど持ちやすく、卓上に立てることもでき、撮影の自由度も高まる。あたらめて使い勝手の良さを実感しました。これからは流行に敏感な世代だけでなく、幅広いユーザーに使われて、さらなる普及が進むような気がします。
筆者が選んだ色はボラ パープル。ちなみに「ボラ」は韓国語で「紫」を意味するそうです。BTSのファンの方々がこぞってこの色を選びそうですが、筆者も迷わずボラ一択でした。
Galaxy Z Flip4はドコモ、au、楽天モバイルの3キャリアが取り扱っていますが、筆者は楽天モバイルで予約しました。一括価格が13万9800円でしたので、おそらく3社の中では最安だと思います(au版は15万9870円、ドコモ版は9月13日時点では未定)。
ちなみに、au版を購入してpovo 2.0で使うことも検討したのですが、auオンラインショップには「※回線契約の紐づかないスマホ単体購入の場合、在庫がある端末のみご購入いただけます。(予約受付は不可となります。)」という但し書きがあり、Galaxy Z Flip4の単体購入は予約できませんでした。ドコモオンラインショップでも回線契約付きであれば予約できるものの、単体購入への導線となる「機種だけ(白ロム)購入の場合はこちら>」が表示されません(9月13日現在)。プランと端末の分離って、まだまだ不完全ですよね。回線契約を伴う端末販売を優先したい各社の気持ちは理解できますが、現状では、端末だけを買いたい人は発売前の予約ができず、予約特典がもらえないことになっちゃいますよね? 早く、キャリアのオンラインショップでも簡単に端末だけを買えるようにしていただきたいものです。
というわけで、今年の秋は、紫のスマホを2台買うことになりました。次に、この「みんなのケータイ」の順番が回ってきたときに、それぞれの使用感を報告させていただきたいと思います。