みんなのケータイ

「5Gギガホ」から「5Gギガホ プレミア」に料金プランを変更

【Xperia 1 II】

 4月1日に、「Xperia 1 II」で使うドコモ回線の料金プランを変更した。と言っても、何かと話題のahamoではなく、データ容量無制限の「5Gギガホ プレミア」にだ。元々、Xperia 1 II(ドコモ版)を購入したのと同時に5G契約に切り替えていたため、キャンペーンでデータ容量は無制限になっていたが、晴れて正式にデータ容量が無制限になった格好だ。

4月1日に、料金プランを5Gギガホから5Gギガホ プレミアへと変更した

 とはいえ、キャンペーンでデータ容量無制限は享受できていたため、実質的な違いは何もない。料金プランが変わったからといって、さらにデータ通信を使うようになったわけではない。変わったのは料金で、元々、5Gギガホに「かけ放題オプション」をつけて9185円だった(みんなドコモ割適用)のが、5Gギガホ プレミアでは8085円まで下がった。毎月、1000円安くなったというわけだ。

 ただし、実は元々の料金プランには、かけ放題オプションに対し、「5Gギガホ音声割」という期間限定の割引がついていた。割引額は770円。5Gギガホ プレミアに変えたら、これがなくなってしまった。元々あと数カ月で切れる割引のため、切れること自体は問題ないが、現時点での支払い額だけで比較すると、プラン変更前と後の差額がたったの230円になってしまう。値下げが実感しづらくなるという点で、期間限定割引は考え物だと思ってしまった。

5Gギガホ音声割がなくなってしまうため、支払額は大きくは変わらない

 5Gギガホ時代からの話だが、データ通信が使い放題になったことで、Wi-Fiへのオフロードはまったく意識しなくなった。Wi-Fiは常時オフ。Wi-Fiをつかんだまま引っ張って通信が途切れてしまうといったトラブルがなくなり、とても快適だ。GoogleフォトやGoogleドライブへのアップロードも、Wi-Fi接続を待たず、即時行ってくれるため、すぐにより画面の大きいタブレットやPCからアクセスできるのも便利。Wi-Fiのある環境を待ってから何かするという必要性がなくなったのは、無制限プランの恩恵だと感じている。

モバイルネットワークを使う設定をオンにできる安心感は、使い放題プランの魅力である

 ほぼ唯一、Wi-Fiを使うのは、文字通りLAN(ローカル・エリア・ネットワーク)の内部にアクセスしたいときだ。撮った写真や動画をCast機能でテレビに飛ばしたいといった場合は、テレビと同じLANに端末が存在している必要がある。このようなときは、大人しくWi-Fiをオンにして、家のネットワークに接続している。

 少々話が脱線するが、知らなくて少々驚いたのが、「Google Home」(現在のブランドはGoogle Nest)をXperia経由で操作したケース。リビングで再生していた音楽を消そうと、XperiaのGoogleアシスタントを呼び出し、「音楽を止めて」と話しかけたら、そのままGoogle Homeの音楽が止まった。

 ここまでは普通だが、Xperiaは上記のとおり、Wi-Fiに接続していない。後からそれを思い出し、ネットワークを確認してみたが、やはりモバイルネットワークを使ったままだった。同様に、Android TVを採用するBRAVIAも、モバイルネットワーク経由でXperia側のGoogleアシスタントから操作することができた。こうなると、ますますWi-Fiをオンにする機会が減ってしまう。

家庭内にAndroid TVやGoogle Homeも、モバイルネットワーク経由で操作できた

 閑話休題。このような使い方をしても、毎月のデータ量は多い時で60GB弱。4K動画を何本かGoogleフォトにアップロードしたりすると、データの使用量が一気に上がるが、100GBを超えたことはない。だったら、5Gギガホの正式なデータ容量である60GBでもいいかと思うかもしれないが、やはり制限があるのとないのでは、使い方が変わってくる。制限があるときは、心のどこかで遠慮をしていたのかもしれない。キャンペーンではなく、きちんとした料金プランにデータ容量無制限が組み込まれたことで、ある日、突然制限がついてしまう心配も少なくなった。この点が、5Gギガホ プレミアの値下げを超えた価値と言えるのかもしれない。

データ容量は多くて60GB弱だが、制約がなくなった開放感はケタ違いだ