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ドコモのメイン回線を「5Gギガホ プレミア」に切り替えてあまり使わない月もおトクに

 NTTドコモは4月1日、新料金プラン「5Gギガホ/ギガホ プレミア」の提供を開始しました。

 「5Gギガホ/ギガホ プレミア」は、既存の料金プラン「5Gギガホ/ギガホ」で提供されていた一部の値引きやキャンペーンを恒常化した新しい料金プランです。基本的には、“プレミア”が付いていないギガホプランからは切り替えるだけで月額料金が安くなるので、筆者も開始に合わせてさっそく切り替えました。

ドコモのメイン回線を5Gギガホから5Gギガホ プレミアに切り替え

 既存の5Gギガホで使えるデータ容量は100GBで、実際は終了未定のキャンペーンによって無制限となっています。これが5Gギガホ プレミアでは標準でデータ通信量が無制限となり、データ通信量が3GB以下の月はさらに1650円引きになります。

 5Gギガホの基本料金は8415円であるのに対して、5Gギガホ プレミアの基本料金は月間のデータ通信量が3GBを超える場合は7315円、3GB以下の場合は5665円です。さらに「みんなドコモ割(3回線以上)」「ドコモ光セット割」などいわゆる“各種割引”を適用することで、最安の料金は4928円または3278円になります。

 なお、月の途中で5Gギガホ プレミアに切り替えた場合は、その月の基本使用料は5Gギガホ プレミアの月額料金のみが課金され、日割り計算にはなりません。変更前のプランで使用したデータ量は引き継がれます。

月の途中で料金プランを切り替えた場合、基本使用料は5Gギガホ プレミアの月額料金のみが課金される

実際いくらになったのか

 筆者の5Gギガホの回線は、「ドコモの学割」により毎月1650円の割引が適用されていました。3月がちょうど割引の最終月だったため、非常に良いタイミングで切り替えられたように思えます。3GBを超える月は料金が少し高くなりましたが、キャンペーンなしでこの価格と考えると十分ではないでしょうか。

プラン切り替えによる基本料金の変化(筆者の場合)
5Gギガホ5Gギガホ プレミア
(3GB超)
5Gギガホ プレミア
(3GB以下)
基本料金8415円7315円5665円
みんなドコモ割(3回線以上)-1100円-1100円-1100円
ドコモ光セット割-1100円-1100円-1100円
ドコモの学割(12カ月)-1650円なしなし
合計4565円5115円3465円

 筆者はdカードを支払い方法に設定していないため、表中には記載していませんが、dカードを支払い方法に設定していると「dカードお支払い割」が適用され、ここからさらに187円安くなります。

切替前
切替後

5Gが始まってすぐはたくさんデータ通信を使っていたけど……

 5Gが始まったばかりのときは、全国各地で喜んでスピードテストをして数百GB使うような月もありましたが、最近は数GB程度か、多くても数十GB程度に落ち着いています。これまでは毎月2GB使おうが200GB使おうが、料金は変わりませんでしたが、今後はあまり使わなかった月は料金が安くなるので、「外出先でもデータ通信は普通に使うけど、外出自体が減った……」という方でもプラン変更のメリットは感じやすいのではないでしょうか。

 「そんなに安いのがいいなら、同じく5Gも使える『ahamo』に切り替えればよいのではないか」と思わなくもありませんが、スピードテストでは1回の測定で1GB使うことも珍しくなく、毎月20GBしか使えないahamoでは、20回程度しかスピードテストを行えません。

 もちろん、スピードテストにしかデータ通信を使用していないというわけではありませんが、いくら安いといっても、いつデータ通信を使うかわからないという状態で、ましてやメイン回線をこちらに切り替えるわけにはいきません。

 ahamoは発表当初、ファミリー割引の回線数カウント対象外となっていましたが、その後、回線数にカウントされるよう改善されました。筆者は1人で3回線のファミリー割引を組んでいるため、ちゃんと回線数による割引が適用されるのであればと、現在はあまり使っていないギガホ(4G)回線をahamoに切り替えることを検討しています。