みんなのケータイ

指紋でアプリ起動できる「FASTフィンガーランチャー」にはポイントカードを登録するのがいいゾ

みんなは「FASTフィンガーランチャー」に何を登録する?

 画面内指紋認証を備えた「arrows 5G F-51A」には、その特徴を活かしたオリジナルの機能「FASTフィンガーランチャー」が搭載されている。

 指紋認証でスマートフォンのロックを解除すると同時に、任意のアプリを起動できるという機能だ。

指紋認証の登録画面で設定できる「FASTフィンガーランチャー」

 arrows 5Gでは最大で5つまでの指紋を登録でき、「FASTフィンガーランチャー」によってそれぞれに別のアプリ起動を割り当てられる。

 これは「ダイレクトモード」と呼ばれ、かざす指の違いによって5つのアプリ起動を使い分けることが可能ということだ。ただ、正直なところ5つではすぐに足りなくなる。

 アプリ起動せず、ただロック解除だけしたいときのことも考えると、せめて指紋1つ分は「空き」状態にしておきたいから、そうなるとますます不足する。

指紋ごとに異なるアプリを割り当てられる「ダイレクトモード」

 なので、こういう場合は指紋認証後に(最大4つの)アプリを選択して起動できる「ランチャーモード」を使うのがおすすめ。

 ダイレクトモードとランチャーモードは指紋ごとにどちらを使うか決められるので、たとえば親指は特定のアプリを起動するダイレクトモードにし、人差し指はランチャーモードにして指紋認証の都度起動するアプリを選ぶ、といった使い方もアリだ。

「ランチャーモード」では1つの指紋に最大4アプリを登録しておける
認証後も指を指紋センサーに押し当てたままにするとランチャーが起動。使いたいアプリに指をスライドさせて離せば起動する

 ランチャーモードだけ使えば、4アプリ×指紋5つで、最大20アプリを扱えることになる。

 とはいっても、5本の指すべてをランチャーモードにしてしまうと、どの指に何のアプリを登録したのか混乱してしまうから、ダイレクトモードとランチャーモードをほどよく組み合わせるのがきっと無難だろう。

 で、肝心なのは各指紋にどのアプリを登録するのがいいのか。単純に考えて「よく使うアプリ」を登録するのが当たり前ではあるのだけれど、Webブラウザーとかメールアプリとか、メッセージアプリのように、本当によく使うアプリは取り立てて端末のロック解除と同時に起動したいわけでもなかったりする。

 めちゃくちゃNetflixを見ているから、指紋で即座にNetflixを起動できるようにしよう! というのもなんとなく違う。どうせホーム画面の目立つところにショートカットがあるはずだし。

 ここはむしろ、よく使うとは言えないけれど、「シチュエーション的に起動に手間取るとイヤなアプリ」を登録しておくのがいいんじゃないか、と思った。

 具体的にどういうシチュエーションかというと、お店のレジで会計するときだ。支払う際に少しでもまごまごしてしまうと、店員や後ろに並んでいる人たちが「なんだこいつ、おっせーな」みたいに思われていないか不安になる、そんな小心者であるからして。

 最近はほとんどクレジットカードを使っているので、支払い自体はスムーズだ。でも、一緒に提示する会員・ポイントカードはだいたいお店ごとに異なる。

 ありがたいことに今や多くがアプリ化されているので、財布のなかのカード樹海から掘り出す必要はないのだけれど、お店によって取り扱っているポイントカードが違うせいで、いざレジで支払うという段階になってそれに初めて気付き、「あのアプリどこにあったっけ……」と毎回テンパるのだ。

頻繁に使わないけれど、いざというときにすぐに起動したいポイントカードアプリを登録しておく
ランチャーモードでポイントカード系・電子マネー系アプリをまとめておくのもアリか
これまでにないほど素早くポイントカードを起動できる

 しかも、近頃はどのアプリもセキュリティを気にしているためか、レジで読み取ってもらう用のバーコードを表示するのにたびたび会員ID・パスワードでログインさせられたりする。

 なんとかアプリを見つけて起動しても、ログイン操作でさらに時間がかかり、さらにそういう時に限って電波が弱くて通信に失敗したりする。

 店員の冷たい視線(たぶん気のせい)を浴びながら、心の中で「スミマセンスミマセン、もうすぐですんでスミマセン」と頭を下げることしきりなのである。

 でも「FASTフィンガーランチャー」に会員・ポイントカードアプリを登録しておけば、万事解決。

 スッと指紋認証してサッとアプリを起動し、ドヤッと店員にスマホ画面を差し出せる。決して頻繁に使うことはないけれど、しかし必要なときは光の速さで起動しないといけない会員・ポイントカードアプリこそ、arrows 5Gの「FASTフィンガーランチャー」の真価を発揮できる使い道ではないだろうか、と考える筆者であった。