ハイエンド機と遜色ない使い心地の「AQUOS sense3 plus」

　筆者の手元に「AQUOS sense3 plus」が届きました。AQUOSシリーズの中ではミドルというかミドルハイくらいの位置付けの普及価格帯のモデルですね。

　ベーシックさに徹した「AQUOS sense3」とは異なり、6インチのディスプレイとデュアルスピーカーが備えられているなど差別化が図られています。6GBのメモリーも相まって、筆者が普段メインとして利用している比較的新しいハイエンド機と比べても、遜色ない使い心地で実に快適。

イジェクターがなくてもSIMとmicroSDを取り出せる。すべてのAndroid機がこうであってほしい

筆者は両手で使用するので気にならないが片手派には少々電源ボタンが上すぎるかもしれない

　重い3Dゲームをいくつかプレイしてみましたが、大してカクつくこともなく実に普通に遊べます。持っていて不快なほど熱くなることもなし。本体背面は樹脂製なのですが、これのおかげで熱が伝わりにくくなっているのかもしれません。

「Sky 星を紡ぐ子どもたち」（thatgamecompany）をプレイ。序盤をプレイした限り、特に問題はなかった

　少々気になる点は、スピーカーの音量を上げた際の本体背面の共振が大きいこと。音質は申し分ないと思いますが、指にそこそこダイナミックなバイブレーションが伝わってきます。

しかし筆者が最も気に入っているのはデザインである。この「ムーンブルー」という色は日本人的良いセンスだと思う

　これまで筆者は高価なハイエンド機を購入して3～4年使うというサイクルでスマートフォンを購入していました。性能が高い分、長く使えると考えていたからですが、AQUOS sense3 plusを見ると（筆者の用途的にも）このクラスも十分選択肢になりえることを実感。

　キャリアによる値引き規制が強化される中で、「スマホにこだわりはあるけど、10万円も出す気にはなれない」というユーザーで、かつ3～4年前の古めのハイエンド機から乗り換えを検討しているユーザーであれば、魅力的な選択肢になるのではないでしょうか。