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iPhoneのナイトモードで「ぼっち花見」の楽しさが倍増

【iPhone 11 Pro】

ナイトモードのあるときとないとき。明るさだけでなく色の鮮やかさも全然違って写るのがおもしろい

 暖冬だったこともあって、東京ではもう桜が開花しています。例年ならそろそろ友達とお花見の相談をしているところですが、今年は新型コロナウイルス対策で自粛要請が出されているため、残念ながら宴会は見送ることになりそう。ちょっと寂しいお花見シーズンとなってしまいました。

 とはいえ、せっかくきれいに咲いている桜を愛でないのはもったいない……ということで、最近は外出の機会があるごとに「ぼっち花見」を楽しむことにしています。今はリモートワークをしている人も多いのでみなさんそうだと思いますが、ライターである筆者も、プレスイベントがオンラインで開催されるケースが増えていて、家に引きこもりがち。せめて外に出たときくらいは気分転換にお花見でも……との思いから、できるだけ桜が咲いている場所に足を伸ばすようにしています。

 その際によく利用しているのが、ウェザーニュースの「さくらch」。桜の開花情報やお花見スポットの天気予報などがチェックできるサービスですが、よく知られている桜の名所だけでなく、口コミのスポット情報も登録されているので、身近なお花見スポットが探せます。またお気に入りの名所を登録しておくと、開花の状況を知らせてくれる機能も備わっています。

 桜の名所についてはもうひとつ、近づくと通知してくれる「桜のきもち」というアプリも利用しています。出かけた先がたまたま名所の近くだったときなどに通知してくれるので、足を伸ばすきっかけになります。ちなみに距離は500m、1km、3kmで設定可能。3kmはさすがにちょっと遠いですが、1kmくらいまでなら、散歩がてら足を伸ばそうという気持ちになれます。

身近な桜の開花ウォッチ情報など、口コミ情報が充実しているウェザーニュースの「さくらch」。みんなのおすすめスポットが参考になる
「桜のきもち」では、地図上で名所をチェックできるほか、お気に入りの名所も登録できる。名所に近づいたときに通知してくれるのは便利だ

 定番のソメイヨシノはもう少し先ですが、早咲きの品種などはもう満開になっているところもあり、出かけたついでの「ぼっち花見」はやってみるとなかなか楽しいです。見るだけでも十分に気分転換になりますが、さらに楽しいのがスマホで写真を撮って、友達にシェアすること。ぼっちだと誰に気兼ねなく、納得のいく一枚が撮れるまでとことんねばることができるからです。

 特に今ちょっとハマりかけているのが、「iPhone 11 Pro」のナイトモードを使った夜桜の撮影。というのも先日、iPhoneのナイトモードをテーマにしたアップル主催のフォトコン「Shot on iPhone ナイトモードで撮影チャレンジ」の受賞作品が発表されたのですが、その写真がどれもこれも本当にきれいで、ちょっと刺激されてしまったからです。

 実は購入直後に少し試して以来、あまりナイトモードを活用していなかったのですが、夜桜を撮影するのに「ナイトモードのあるとき&ないとき」を比べてみたら全然違っていて、改めていろいろ撮りたい熱が高まっている次第。ナイトモードでは基本的に露光時間は自動で設定されますが、アイコンをタップすると表示されるスライダーを動かせば、露光の長さを「最大」にできるなど、自分なりの工夫ができるのも楽しいです。

左からナイトモードオフ、ナイトモードオフ+フラッシュ、ナイトモードオン。オフだと暗く手ぶれしているし、かといってフラッシュを使うと背景が真っ黒に。ナイトモードも手ぶれには注意が必要だが、背景まできれいに撮れる

 昨日も近所のお花見スポットでつい夢中になって写真を撮りまくっていたら、あっという間に1時間ほど経過していました。ふと周りを見渡すと自分のほかにも、桜を撮影している仲間がちらほら。なんとなく連帯感を感じて、ほっこりした気持ちになりました。iPhoneに限らず、最近のハイエンドスマホには暗い場所できれいに写真が撮れる機種が増えています。スマホ片手の「ぼっち夜桜撮影会」も、なかなか楽しいかもしれません。