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「ライザのアトリエ」をSteam Linkでプレーしたい!

【V30+ L-01K】

 あくまでも仕事の一環で、10月26日にPCゲームプラットフォームのSteamで配信がスタートした「ライザのアトリエ 〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜」をプレイしているのである。最初は主人公のアレがすごいアレなのはけしからん、と思ったのだけれど、実際にプレイしてみると不思議と癒やされますな。ほんと、けしからん。

Steamで配信が開始された「ライザのアトリエ 〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜」をスマホ上で遊びたいのだ

 ただ、いくら仕事とはいえ、自宅のパソコンで堂々とプレーしていると家族の目がどうしても気になってしまう。仕事をせず遊んでるんじゃないかとか、けしからんグラフィックにドン引きしたりしないかとか、心配だ。父親の威厳を守るためにも、こっそり見つからないようにプレーしたい!

 こういうときに便利なのが「Steam Link」というアプリ。いわゆるリモートデスクトップツールで、パソコン側でSteamを起動している状態なら、パソコンのデスクトップ(ゲーム画面)をスマートフォンの画面に表示できるものだ。これを使えば、家族のいない部屋に行って、ライザのアトリエをしこたまプレーできるのは間違いない。

「Steam Link」の画面
こんな風にPCの画面をそのままスマホ画面に表示してくれる

 スマホ画面のタッチ操作でなんとかなるゲームもあるけれど、コンシューマーゲーム機向けがベースのライザのアトリエをプレイするときは、ゲーム用コントローラーを使いたいところ。ライザのアトリエのために入手したといっても過言ではないXbox One用のワイヤレスコントローラーはSteamのゲームにも対応し、もちろんスマートフォンとペアリングすればSteam Link経由でも使える。さらにスマートフォンとBluetoothイヤフォンを接続すれば、ゲームのサウンドも聞ける。

完璧にプレーできる

 Bluetooth接続で、かつネットワーク越しのリモートプレーということもあり、若干の遅延はある。コントローラーの操作もそうだし、サウンド(効果音)も0.1~0.2秒は遅れてくる感じだ。ただ、1人プレイのまったりしたRPGなので、そこまでタイミングにシビアにならなくてもストレスなく遊べる。

 グラフィックはまれにノイズだらけになることがあるが、「LG V30+ L-01K」の2880×1440ドットという高精細画面の能力をいかんなく発揮し、パソコン側で設定している2560×1440ドットの解像度をそのままドットバイドットで表示してくれる。アイテムを調合するときの小さな文字やアイコン、イベントシーンの字幕、バトル中のステータス表示なども、くっきり見える。そして、主人公の後ろ姿に癒やされる。

アイテムの調合も、バトルも、小さい文字やアイコンがあったりするがくっきり見える

 しかし、問題が1つ。コントローラーのボタンの1つがゲーム中で使えないことがわかったのだ。それは「ビュー」ボタン。Steam Linkでリモートプレーしているときだけ、ビューボタンを押すとSteamのメニュー画面がオーバーレイ表示してしまい、本来のビューボタンの役割を果たしてくれなくなる。

光っているXboxロゴの左下、□が2個重なっているようなマークが「ビュー」ボタン

 ライザのアトリエではビューボタンはかなり重要だ。フィールドでは(アイテムの調合などができる)ライザの自宅に一気に戻ることができるボタンであり、バトル中は戦いを有利にするためのコマンドを実行するボタンでもある。Steamの設定をいろいろ変えても解決に至らず……。家族に見られないように、こっそりライザのアトリエを遊ぶのは夢に終わった。まだ釣り竿すらゲットできていないのに……。

ゲーム中にビューボタンを押すとSteamのメニュー画面がオーバーレイ表示してしまう

 と思いきや、同じ現象で悩んでいる海外のユーザーがSteamのコミュニティに投稿しているのを見つけ、あっさり解決できた。要は、ビューボタンを押しながらコントローラーの「B」ボタンを押すと、本来のビューボタンとして機能するということらしい。おかげで無事、ライザの自宅にすぐ帰れるようになり、バトルも問題なくこなせるようになった。今夜もまた、こっそり素材集めや調合ができそうだ。

Steamコミュニティのみなさんのおかげでまともにプレーできるようになった

 それはそうと、ゲーム内での決定は「A」ボタンなのに、バトル中だけメインの操作である攻撃が「B」に割り当てられてるのはなぜでしょう……。戦闘開始早々「A」を押してしまい、意味もなくターンを消費して立ち位置をチェンジするクセが直りません。