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「あなたの家まで修理に行きます」サムスンドイツのお出かけ修理サービス

 ドイツ・ベルリンで開催されたIFA2019では、スマートフォンの新製品も数多く見られました。各社のブースも華やかな展示物で埋め尽くされています。サムスンは「City Cube」といいう別館全体を貸し切っての出展。ブースの広さも最大級で、話題の折りたたみスマートフォン「Galaxy Fold」などを展示していました。

体育館よりも広い最大級のブースを誇るサムスン

 そのサムスンブースの外に出てみると、ワゴン車が止まっていました。側面には「Samsung」「Express Repair」と表記があります。これは2019年10月からサムスンがドイツで開始する「ご自宅修理サービス」用のリペアカー。一般的にスマートフォンの修理は購入店やサービスセンターへ故障品を持っていく必要がありますが、ドイツでは自宅まで修理に来てくれるのです。

自宅にいながら修理を受けられるサムスンのリペアカー

サービスはまずドイツ15都市で開始。今後エリアは広げるとのこと。オンラインでリペアカーの利用可能日時を確認して予約を入れます。あとは自宅で待っていればこの車がやってくるというわけ。

ドイツ15都市で利用開始、エリアは今後広げられる

 リペアカーの内部は半分が修理スペース、もう半分が待機スペースになります。2人掛けのソファーもあるので、オフィスのそばに来てもらうのもいいですね。修理時間は1時間。その間は車の中で待っていることも可能。無料Wi-Fiや電源、また大型モニターでTVを見ることもできます。もちろん食事や買い物に出かけてもOKです。

修理時間は1時間。車内で待つこともできる

 IFA2019の会場ではプレサービスが行われており、故障したGalaxyを持ち込む人がたくさんいました。修理センターへいかずとも自分の指定場所にリペアカーが来てくれるのは便利。今回修理を体験した人は次の修理の時もこのサービスを利用するでしょうね。大都市圏なら修理に出すのは簡単ですが、郊外だとなかなか修理はしにくいもの。日本でも同様のサービスが始まってほしいものです。

実際に修理を実施、1時間程度で終わるので来場者にも好評だった