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家族のコミュニケーションに欠かせなくなった「Google Nest Hub」

 6月に国内発売されたGoole Nest Hubを購入してからおよそ3カ月、「スマートスピーカーにディスプレイ、必要かなぁ……?」という不安も若干ありつつ、半信半疑で購入したGoogle Nest Hub。今では、家族のコミュニケーションに欠かせない存在になっています。

 最大の理由は、ディスプレイが搭載されたことで、Google フォトにアップロードした家族写真をGoogle Nest Hubに「垂れ流し」できるようになったためです。

普段はGoogle フォトにアップロードされた家族写真をスライドショー表示

 ダイニングテーブル上にGoogle Nest Hubを設置して、朝はRadiko経由でラジオを再生しつつ、Google フォトにアップロードされた写真をスライドショー設定して垂れ流ししながら、過去の家族旅行や日々の写真を見て思い出などを話したり、ラジオで流れてきた場所や、子どもが知らない言葉の意味をGoogle Nest Hubを活用して調べたりします。

 ディスプレイが搭載された=写真や映像が表示されるようになったことは「幼い子どもに何かを説明する」というシチュエーションでは、思っていた以上の効果があります。

 例えば、「今日、○○に遊びに行かない?」と誘っても、「○○って……、どこだっけ?何があったっけ?」という顔をされることがありますが、Google フォトにアップロードされた写真を「○○で撮った写真を見せて」とGoogle Nest Hubにお願いすると、位置情報に基づいて過去にその場所で撮影した写真が表示されるため、その反応を確認しながら、行く/行かないを判断することができます。

Google フォトのアルバムは親族とも共有

 Google Nest Hubには、Google フォトにアップロードした家族の写真に加えて、家族+近しい親族で共有している家族アルバムを表示させています。後者のアルバムは週に2~3回更新しながら、(子どもから見た)祖父母や叔父伯母とも共有しているので「たまには孫の写真を送って!」と頼まれるようなこともありません。

 Google フォトのアルバムに登録できる写真の枚数は、1〜2年ぐらい前には約2000枚の上限があり、それ以上の写真を登録することができませんでしたが、現在は2万枚に緩和されているようです。家族用のアルバムの用途では今のところ困っていません。

 Google フォトを使っている方はご存知かと思いますが、Google フォトにアップロードした写真は、自動的に映っている人を識別し、驚くような精度で「Aさんの写真」を自動的にグルーピングします。

 さらに、Google Nest Hubでは、グルーピングされた写真から「AさんとBさんとCさん」のように、複数の人物が映った写真を「家族や友だち」の写真として、Google Nest Hub上に表示させることができるため、このグループに「親と子ども」や「親と子どもと、ジジババを表示」のように指定ができます。

 欲を言えば、撮影日が新しい写真を多めに表示させるように、優先順位の重み付けができると、子どもと「次は、どこに行きたい?」というようなコミュニケーションを生むキッカケには適しているようにも思いますが、子どもが寝静まった後には「あぁ、ちょっと前はこんなに小さかったんだなぁ……。」と、子どもの成長を振り返るキッカケにもなるので悩ましいところです。