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ドコモ新プランへの切り替えにハマり、ソフトバンクのXperia 1にMNP
2019年7月29日 06:00
携帯キャリアが新しいプランを発表したとき、筆者はリリースの最後に小さい文字で表示されている注釈やホームページ上の細則を注意深くチェックするようにしている。そんな筆者だが、今回はプラン変更で“ハマって”しまった。
6月1日にドコモは新プラン「ギガホ」と「ギガライト」をスタートした。それにあわせて、旧プラン「カケホーダイ&パケあえる」は新規受付を終了している。
旧プランは月間1GB〜100GBと多数のバリエーションがあり、家族の複数回線で同じ容量をシェアできるという、複雑な設計のプランだった。それがフラット型の「ギガホ」と段階制の「ギガライト」というドコモいわく「シンプル2択」まで整理されたかたちだ。
筆者がハマったプラン変更時のトラブルというのは、要は新プランに移行する際の障害となる条件が多く、結果的に「1回線を解約した方が安く上がる」というケースだった。そこそこ特殊な契約形態だっただけに、同様の事例に引っかかる読者は少ないと思うが、以下にざっくりと記載しよう。
まず筆者は、ドコモで2回線を契約している。旧居では親戚と同居しており、その親戚名義のドコモ回線+ドコモ光で50GBのシェアパックを組んでいた。光シェアパックの親回線は筆者名義、ドコモ光の契約は親戚名義という形だった。
プラン変更を思い立ったのは、この複雑なシェアパックを組んだ状態で筆者が転居することになり、料金プランのシェアをやめたい事情ができたから。筆者は契約変更手続きのため、ドコモショップに向かった。
筆者のドコモ2回線のうち、1回線は通話も利用する回線(回線A)で、2回線目はシェアパックの親回線だが通話は利用しない回線(回線B)だった。これを新プランでは回線Aでギガホを契約し、回線Bをデータ回線にして、2回線でデータシェアを維持するつもりだった。
だが、プラン移行の試みは上手くいかなかった。ことし2月、筆者はメイン回線で「端末購入サポート」の割引付きのスマホを購入しており、新プランに移行すると高額な違約金がかかると告げられたのだ。
それならばドコモでプラン変更せず、他のキャリアの大容量プランに移行してもかかるコストや手間はほぼ変わらない。そう思い、50GBプランを契約中の回線BだけMNP転出することにした。房野さんが本コーナーで説明されているように、ドコモの旧プランでシェアパック親回線を解約すると、子回線では自動で1人向けのデータパックが適用される。
ソフトバンクでXperia 1を購入
auではすでに大容量プランを契約しているため、今回はソフトバンクで「ウルトラギガモンスター+」を契約した。選んだ機種は夏モデルの「Xperia 1」だ。
Xperia 1は3キャリアで販売されているが、取り扱い価格には大きな差がある。ドコモでは10万円強の設定だが、ソフトバンクでは13万円ほどする。
ただし、ソフトバンクでは48回の分割購入だと割引が適用できる。ソフトバンク公式の割引と店舗独自の割引施策により、6万円分が割引できるという。
しかも、ソフトバンク公式の割引は割賦代金を値引くものだが、「最初の24回に割引を集中させる」ことができる。これは、2年後に端末返却&機種変更で残債が免除される「半額サポート」の仕組みと相性が良い。
試算したところ、2年間で支払う端末代金は2万円弱(+機種変更後の端末代)となることが分かった。筆者が使いたいのは50GBの大容量プランだが、それに2万円上乗せすればXperia 1が2年間使えると考えれば、まあ悪くはない条件と考えた。
というわけで、OPPO Find XにプラスしてPixel 3a、Xperia 1と3機種ものAndroidスマホが手元にある状況になってしまった。今後はXperia 1の使用感や使い分けも本コーナーでお届けしようと思う。
【お詫びと訂正】
初出時、「データ容量の少ないプランに変更しようとも思ったのだが、旧プランのプラン変更の受付は終了していてできないとの回答」と記載しておりましたが、正しくは、旧プランを契約中のユーザーについては引き続き、各種データパック・シェアパック間での変更が可能です。
また、「新プランには2年契約なしの『フリーコース』がない」という旨の記述がありましたが、正しくは月額1500円の差額で定期契約なしの契約も選択できます(フリーコースという名称は廃止)。お詫びして訂正いたします。