みんなのケータイ
チャイナユニコムが販売店で5Gをデモ、深センの店で5G体験
2019年6月27日 06:00
今年に入ってから各国で5Gサービスが始まっています。中国でも4社に5G免許が交付され、今年下半期から各社がサービスを開始する予定です。5Gの開始に際しては、すでに数多くのスマートフォンが販売中、または販売予定で、当初はモバイルルーターしかなかった4Gの滑り出しの時よりも、スマートフォン利用者がすぐにアップグレードを検討できる状況になっています。
とはいえ、5Gは体験してみないとどれくらい速いかわからないでしょう。中国では大都市を中心にチャイナユニコム(中国聯通)が店舗に5G端末を展示して、来客に自由に体験できる場を設けています。大型店舗やフラッグシップストアでは、現行の5G端末のほぼすべてを並べて展示していますが、それほど大きくない店でも店頭に数機種の5Gスマートフォンを並べた5G体験コーナーを設けています。また自分のスマートフォンでも5Gが体験できるようにと、ファーウェイの5G CPE経由でWi-Fiを使うこともできます。
海外ではサムスンの「Galaxy S10 5G」が5Gの標準モデルのように取り扱われています。しかしチャイナユニコムが展示するのは中国メーカーの5G端末のみ。ファーウェイ、OPPO、Vivo、シャオミ、ZTE、Nubiaと、中国メーカーだけでもすでに6機種が5Gに対応しているのです。今回立ち寄った店にはファーウェイの「Mate 20 X 5G」、シャオミ「Mi MiX 3 5G」、OPPO「Reno 5G」、Nubia「mini 5G」が展示されていました。
さっそく5Gのテストと思ったのですが、お店の人いわく「ちょっと今、ネットワークの調子が悪い」とのことでスピードテストアプリはうまく動かず。端末のネットワーク表示は5Gになっていたのに、ちょっと残念。代わりに1週間前に上海のチャイナユニコムでテストした時の、1Gbpsを超えたテストの写真をどうぞ。
OPPOとシャオミの端末は他のイベントなどでも見かけるのですが、未発売のNubia mini 5Gが電波をつかんだ状態で展示されているのは初めて見ました。他社の5G端末と比較して「mini」の名が示すように小型サイズ。Nubiaもあえてミニサイズ機で差別化を図っているようです。これだけいろいろな5G端末を実際に触ることができると、中国の5G開始がそう遠くないということを実感できたのでした。