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Find Xは、カメラよりもディスプレイがいいね!

【OPPO Find X】

 カメラのギミックに一目惚れてして購入した「OPPO Find X」ですが、最近、写真を撮っていません。理由はシンプル。画質に満足できないからです。

 Find Xのカメラ、悪くないですよ。むしろ、スマホのカメラの中では高性能・高画質だと思います。ですが、写真の画質って「良し悪し」ではなく「好き嫌い」が重要ですよね。鮮やかな色を好む人もいれば、くすんだ色を好む人もいます。同じ花の写真を見ても「めっちゃきれい」と感じる人がいれば、「ドギツイ色だなぁ」と思う人もいるでしょう。

 僕の場合、Find Xでいろいろなものを撮ってみましたが、あまり気分が高まらないんですよ。Instagramにアップしたくなるような写真が撮れないんです。で、以前から使っている「HUAWEI P20 Pro」を鞄から取り出してパシャリ! 「これだよ、これ! やっぱりファーウェイのほうがいいね!」と。あくまでも好みの問題です。

Find Xの横画面にGoogle マップを表示。6.4インチ画面にフルスクリーンで表示される

 そんなわけで、Find Xのカメラは格納していることが多いのですが、それでもやはり「Find Xって、いいね!」と思っています。カメラ以上に気に入っているのはディスプレイ。Find Xの画面サイズは6.4インチ。インカメラを隠せる仕様のため、ノッチすらなく、93.8%という広い画面占有率に実現しています。Webページもメールもフルスクリーンに表示でき、ノッチがないから、一部が隠れて見づらくなる、ということもありません。

 ちなみに、ファーウェイのノッチがあるディスプレイの場合、横画面表示にすると、ノッチの左右が黒く隠れて、あたかもノッチがないような画面表示に切り替わります。両手で持ってゲームをしたり、動画を見たりするときに、指をあてられるスペースができるわけですが、せっかく広い画面の一部が隠れてしまうのはもったいないなぁと。iPhoneの場合は、横向きにしても、画面の隅々にまで表示できるのですが、大きなノッチが画面の一部を隠している感は否めません。

HUAWEI P20 Proは、横画面表示にすると、ノッチの左右が黒くなり、ディスプレイの表示領域が若干狭くなる
iPhone Xは、横画面表示でもフルスクリーンで表示できるが、大きなノッチが目立つ

 Find Xで「YouTube」などの動画を見る場合、まず映像がトリミングされない状態で表示されます。で、ピンチアウトをすると、左右幅いっぱいに拡大されます。どこも黒く隠れたりはしません。つまりフロントパネルにおける映像占有率が93.8%になるわけです。フルスクリーン表示にすると、映像の上下は少し欠けることになりますが、それにも増して、迫力がアップします。有機ELの画質もメリハリがあって、いい感じ。もう「動画を観るときはFind X」と決めています。

「YouTube」で動画を再生すると、上下はめいっぱいに表示されるが、左右は黒くなる
2本の指で開くと、横幅いっぱいのフルスクリーン表示に切り替わる
動画再生中に「スマートサイドバー」というショートカットメニューを表示して、通知をオフにしたり、スクリーンショットを撮ったりできる機能も便利

 画面の大きさを重視するなら、iPadなどタブレットに軍配が上がるでしょう。でも、タブレットって長時間持ち続けると手が疲れるんですよね。片手で楽に持てるスマホで6.4インチのフルスクリーン。実はモバイルの映像ビューアーとして最適かもしれません。

 ですが、これからはディスプレイが曲がるんですよ。普段はコンパクトで、動画を見るときは大きく開いて……という端末が続々と出てきそうな気配。この原稿は、MWC 2019の取材に向かう前日に書いているのですが、バルセロナで、さらに理想的なデバイスに出会えることを期待しています。ワクワク。