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ラスベガスで初めてひとりでLyftを呼んだ思い出

ついにひとりでLyftを体験

 今年も1月4日から渡米し、CES 2019の取材に行ってきました。昨年に続いて2度目であり、年に一度の海外旅行でもあります。旅行とはいっても観光らしいことは一切していないのですが、海外だからできることもあり、現地の空気や街の雰囲気とともに味わえる貴重な体験となっています。今回は遅ればせながら、初めて自分一人でLyftを利用するという体験をしました。

 Lyftとは、米国におけるライドシェアサービスです。専用のアプリで乗車したい場所と目的地を指定すると、付近を走る車から配車サービスを受けることができます。ドライバーはサービスに登録している一般人で、車種もさまざま。あらかじめアプリに登録したクレジットカードから決済できるので、降車時の精算は不要。降車後にドライバーと乗客の双方を評価します(乗客としての自分の評価は見えません)。

乗車位置と目的地を指定してリクエストすると、わずか数分で車がやってきます。現金は不要なのも便利です

 タクシーよりも安く利用できるため、筆者のまわりのライター陣でも利用者は多いようです。なお、どこからでも呼べるイメージですが、空港や展示会場、ホテル等で利用する場合は、「Lyft, Uber」または「Ride Share」などと書かれた専用エリアから配車します。

 これまでは旅慣れたライター仲間がサクッと配車してくれたので、自分はそれに便乗するだけでした。もちろんあとから代金を支払います。

 今回は別のイベント会場に移動するにあたり、まだシャトルバスが運行していなかったことや、そこから友だちと別行動になるため、自分で配車することになったのでした。

 アプリはかなり昔にインストール済みで、設定も終わっていたのですが、操作そのものは初めて。おっかなびっくり乗車地点と目的地を設定してリクエスト完了。アプリ上ではドライバーの名前、車種、ナンバーが伝えられており、あとどれくらいで到着するかもわかるのですが、同じ目的で集まっているメディア関係者が非常に多く、人と車が多くてカオスのような状態になっておりました。しかも日が暮れて暗い。車によってはナンバーがフロントにないものも多く、自分のLyftがどこにいるのかさっぱりわからず、途方に暮れてしまいました。

 すでに到着しているというのに、見つけられない……。付近をウロウロしていたら、男性ドライバーから「Mariko!」と呼ばれてやっと見つけられました。相当待ってくれたようで、ややうんざり気味に「電話したよ……」と。おかしい。電話来てない……と思いつつ、とりあえず待たせてごめんなさいといいつつ乗車。降車後は待たせた分お詫びのチップをプラスしておきました。

最初にキャンセルされた車。実際に自分がいたのは、地図上ではもう1本手前の円を描いている部分でした

 2回目のLyftは、カンファレンス会場となっていたホテルのエントランスで配車。しかし、このときも車を見つけられないという悲劇に。駐車して待機できない場所だったためか、2度もキャンセルされてしまいました。目を皿のようにして見ていたのに、なぜ見つけられないのか。地図を見たら自分のいたエントランスの奥にもう1本道があり、そこに来ていたようでした。3台目は無事見つけることができたのですが、最初8ドルで乗れそうだった運賃が、12ドルに増えていてがっくりでした。

 そんなわけで2度の配車体験はすんなりとは行きませんでしたが、いい経験になりました。

 ちなみに同じホテルに宿泊していたHさんが配車してくれたときは、乗車位置を示すピンがGPSのブレでとんでもないところになってしまい、それに気づかずリクエストするというトラブルがありました。ピンの場所まで大急ぎで移動したのですが、行ってみたらとても乗車できる場所ではなく、最後は車を追いかけて走るはめに(苦笑)。

 ライドシェアサービスを利用するときは、乗車位置をしっかり確認しましょう! というのが今回の教訓となりました。ところで、なぜ電話かかってこなかったのか? むしろそちらのほうが問題かも。