みんなのケータイ
Surface Goで電子書籍を読む
【Surface Go】
2019年1月17日 06:00
LTE搭載の10型Windows端末「Surface Go LTE Advanced」を購入してから約1カ月。小型かつLTE搭載でいつでもどこでもネットにつながるSurface GoをPCではなくタブレットとして活用する試みとして、今回は普段からタブレットを使う理由の1つでもある電子書籍を試してみました。
筆者の場合、小説や新書などの書籍はKindle、マンガはBookLive!と2つの電子書籍サービスを使い分けています。Kindleの場合はスマートフォンやタブレットだけでなく電子ペーパー端末で読むことを考えてKindleで買い、マンガは電子ペーパー端末では閲覧性が低いことと、Kindleはコミックを連続で開けないなど使い勝手に劣る点があるため、アプリが使いやすいBookLive!で読む、というのがその理由です。
2つの電子書籍サービスはどちらもWindows向けのリーダーアプリを提供しているので、読むだけであればAndroidやiOSと変わらないのですが、アプリの使い勝手という点ではスマートフォンと大きく異なります。
BookLive!の場合、画面を見てわかる通りWindows PCに最適化されており、タッチでの操作があまり考慮されていません。Surface Goが10型と小さいこともあってボタンも小さく、タッチでの操作は一苦労です。そのため、マンガの選択や決定は画面右下からタッチキーボードを表示してそちらで操作するようにしました。
また、BookLive!はフルスクリーン表示したときに元の画面への戻し方がわからなかったのですが、画面上部に小さく見えるバーをタップするとメニューが表示され、フルスクリーンを解除できることがわかりました。ただ、ページを移動するバーはフルスクリーン状態では表示されないため、まとめてページを移動したい、というときには毎回フルスクリーンを解除するのがやや不便です。
一方のKindleはフルスクリーン時も画面を長押しすることで簡単に解除できるのですが、書籍については横画面でも1ページしか表示されず見開きで読むことができません。せっかくスマートフォンよりも大きな画面で読めるのにこの点も残念なところです。
なお、ジャンプ+やdマガジン、楽天マガジン、ピッコマ、マンガBOXといった電子雑誌、電子コミックははWindows用のアプリは提供されていないものの、ブラウザで閲覧できる機能も搭載しているため、PCから閲覧することもできます。専用アプリと違って事前にダウンロードしておくことができないため、外出先ではパケットを消費してしまう点が悩みですが、細かな文字も読みやすい10型サイズのSurface Goは電子書籍の読書にも大いに役立っています。
スマートフォンアプリでしか閲覧できない電子書籍もあるものの、普段利用している電子書籍の多くはSurface Goでも楽しめることがわかりました。とはいえ使い勝手としてはスマートフォンには劣るため、Windowsのタブレットでも使いやすいようなインターフェイスの提供も期待したいところです。