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まさかの伏兵登場、SIMロックフリーでFeliCa搭載の「HTC U11 life」

【HTC U11】

端末の到着を先に待つ保護ケース

 前回の記事で端末を予約したと書いたHTC U11、3月16日発送ということで今回の記事にギリギリ間に合うかと思っていたのですが、発送元がまさかの沖縄ということで残念ながら週末には手にできず。発売開始から15分以内には手続き完了していたのでなんとか間に合うかな、と思っていたのですが、感想は次回の記事に持ち越しとなりました。

 そして前回から今回の記事の間にもう1つ、少なからずショックを受けたのがHTC U11 lifeの発売。元々はワイモバイルで「Android One X2」として発売されていたモデルが、楽天モバイルからSIMロックフリー端末として取り扱われることになったのです。

HTC U11 life

 前回の記事で「FeliCa非搭載以外はほぼ不満のないスマートフォン」としてZenFone 3を紹介しましたが、HTC U11 lifeは、まさにZenFone 3にFeliCaを追加したようなスペック。600番台のSnapdragonをベースにメモリやストレージはスペックアップ、DSDSこそないものの、代わりに防水をサポートしたことを考えれば一長一短と言えるでしょう。

 上位モデルのHTC U11と比べても、SoCのスペックは違いがあるものの、メモリとストレージは同等。バッテリー容量やディスプレイ解像度はHTC U11 lifeのほうが低いものの、解像度が低い分バッテリー持ちは良さそうです。Alexaについては今のところ言及を見つけられませんでしたが、HTC U11と同じAndroid 8.0 with HTC Senseを搭載しているだけに、HTC Alexaの対応も期待できそう。

 HTC U11ならではのメリットを上げるなら高性能なSoCとF値の高いカメラ、ディスプレイの大きさ、対応バンドの広さ、といったところでしょうか。逆にこの辺りがそこまで気にならない人は、3万円近い価格差を考えるとHTC U11 lifeのほうが魅力的に映るかもしれません。

 ZenFone 3でほぼ満足していた筆者としては、UTC U11を購入する前にHTC U11 lifeが出ていたのならこっちを買っていたのでは、というのが正直な気持ちではありますが、FeliCa好きとしては手頃な価格でFeliCa対応のSIMロックフリースマートフォンが登場したこと自体が喜ばしいこと。2018年はこの勢いでFeliCa搭載のSIMロックフリー端末が盛り上がることを期待しています。